論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

論理の国語の新着ブログ記事

  • 2018 関西 塾別合格者数(最難関)~考察~②

    今回は、今年の最難関中学校の実績も踏まえて、独断と偏見で前回挙げた灘中学校合格者数上位五つの関西の大手塾についての印象(特徴、懸念、良い点)を書きたいと思います。各塾の擁護者の方にとっては不快な内容があるかもしれませんがご容赦ください。 ちなみに各塾の受験者数の正確なところはわかりませんが、概ね下... 続きをみる

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  • 2018 関西 塾別合格者数(最難関)~考察~①

    今年も各塾の合格実績が概ね出そろったようなのでアップしたいと思います。          浜  日能研   馬渕    希   サピ   能開      灘       80   53   50   39   24   14 東大寺    131   33  107   38    5   62 ... 続きをみる

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  • 練習受験の意味

    みなさん、お久しぶりです。以前の投稿から半年以上が過ぎてしまいました。 当ブログでは中学受験や中学受験の国語に関する様々なことを伝える趣旨で記事を書いてまいりましたが、伝えたい内容はおおむね記事にしたと考えたので‥‥ネタ切れとも言いますが(汗)‥‥更新せずにおりました。 しかし、書きたいことを時々... 続きをみる

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  • 大学入試改革

    現在行われている「センター試験」が廃止しされ、2020年度から「大学入学希望者評価テスト」が始まります。ということで、少し調べてみました。 【背景】 情報化社会が進み、パソコンやスマホから簡単に情報を得られる現代社会では、従来の「知識の暗記、再現」を主目的とした学力の価値が低くなってきている。 そ... 続きをみる

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  • 東大、京大合格者 高校ランキング 考察

    「東大合格者 高校ランキング(関西圏)」➝「京大合格者 高校ランキング」と記事を書いてきましたが、私が以前からサンデー毎日を見て、「東大、京大合格者 高校ランキング」で思っていたことを書きたいと思います。 以前から、東大合格者の高校ランキングでは私立の最難関校が独占しており、一方で京大合格者の高校... 続きをみる

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  • 2017年 京大合格者 高校ランキング

    「東大合格者 高校ランキング」に続き、今回は日本ナンバー2の難易度の総合大学である京都大学編を記事にしたいと思います。 それでは、ベスト10です。青色は男子校、緑色は共学です。    1     私立(京 都)    洛 南    68    2     私立(奈 良)    東大寺      6... 続きをみる

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  • 2017年 東大合格者 高校ランキング(関西圏)

    今回は、関西の高校の東大合格者ランキングについて記事を書きたいと思います。 では、ベスト15です。青色は男子校、緑色は共学です。 1     私立    灘         94 2     私立    甲陽                      39 3     私立    西大和     ... 続きをみる

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  • 2017年 東大合格者 高校ランキング

    この記事をアップするのが遅くなりました。一部の学校の情報が入らず、サンデー毎日の確定版が出てから記事を書こうと思っていたら、「故事成語」の記事を書くのに夢中で忘れておりました(汗) それでは、ベスト10です。かっこ( )内は最難関学科である理Ⅲの合格者。 青色は男子校、赤色は女子校、緑色は共学です... 続きをみる

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  • 受験生に贈る「故事成語」⑤

    今回で故事成語シリーズは終了しますが、今回ご紹介するのは「受験生に贈る」というタイトルから外れて、私があこがれる故事成語にします。 それは、人の知らんことを求むることなかれです。 【意味】 正義を行い、真理や道にのっとった行動をとる時は、他者に知ってもらいたいと考えてはいけない。 なぜなら正義の行... 続きをみる

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  • 受験生に贈る「故事成語」④

    人生、生きていればいろいろあります。受験生も調子が良く結果が出ている時もあれば、調子が悪くなかなか良い結果がでないこともあります。 そこで、今回は人生万事塞翁(さいおう)が馬という故事成語をご紹介したいと思います。 【意味】 人生における幸不幸は、なかなか予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸... 続きをみる

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  • 受験生に贈る「故事成語」③

    今回は、受験直前の受験生によく言っていた故事成語をご紹介します。 それは人事を尽(つ)くして天命を待つです。 【意味】 できる限りのことをしたら、あとはあせらずに、結果は天の意思(運命)に任せるということ。 中学受験における受験勉強は、個人差はありますが小学生にとって長い道のりであったはずです。楽... 続きをみる

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  • 受験生に贈る「故事成語」②

    今回は、「老子」に書かれた言葉をご紹介します。 それは、上善は水のごとしです。 【意味】 最高の善は水のようなものでなければならない。 水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる。 つまり、淡々としてこだわらず、争わず、低い方へ流れていき、何かにぶつか... 続きをみる

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  • 受験生に贈る「故事成語」①

    故事成語というのは、故事(大昔にできごと)を語源とする慣用語句の総称で、たいていは中国の古典に書かれた故事が元になっています。 内容は、人生の生き方などを婉曲に示唆したり、端的に表したりするものが多く、受験生の心理に役立つものもあるので、シリーズにして書いていきたいと思います。 今回は、「人に勝た... 続きをみる

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  • 芦田愛菜ちゃん 慶應義塾中等部入学③

    今回は、芦田愛菜ちゃんの受験から、これから中学受験を志す者に参考になるところについて書きたいと思います。 愛菜ちゃんの受験は、仕事と受験を両立して最難関中が校に合格した大変レアなケースだと思うので、他の方が真似ようにも真似られない快挙だと感じます。それでも一般の方に参考になるところはあると思うので... 続きをみる

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  • 芦田愛菜ちゃん 慶應義塾中等部入学②

    今回は、芦田愛菜ちゃんが最難関中学校合格のための約半年間の受験勉強についての報道について書きたいと思います。 調べてみたところ、愛菜ちゃんはは一応小学校4年生から自宅近くの進学塾早稲田アカデミーに通い、受験5か月前からは特別カリキュラムの「NN(何が何でも)志望校別対策コース」で女子学院対策講座を... 続きをみる

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  • 芦田愛菜ちゃん 慶應義塾中等部入学①

    【今年度の中学受験で人気子役の芦田愛菜ちゃんが、都内の偏差値70以上の名門私立中学校を受験し、合格したとの話題がテレビ等で報じられておりました。 直近の報道によると、都内名門私立中学校の女子学院中学校と慶應義塾中等部に合格し、芸能活動が可能な慶應義塾中等部に進学を決めたそうです。6年生の夏ごろから... 続きをみる

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  • 個別指導と家庭教師

    進学塾の集団指導に対して、先生とマンツーマンで習う個別指導と家庭教師という形態があります。中学受験の学習でも、集団とマンツーマンの両方で勉強する人もいますし、片方で勉強する人もいます。これは、人それぞれです。 集団指導とマンツーマンは対極の指導形態であり、それぞれ良いところ悪いところがあります。集... 続きをみる

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  • 先生と生徒の距離③

    前回、前々回と先生と生徒の距離が近い場合と遠い場合のプラス作用、マイナス作用、そして心がけるべきところを書いてきました。 距離が近いタイプ、遠いタイプ、どちらのタイプも良いところがあり、また悪いところがあるわけで、一長一短なのですが、どちらかというと距離が近いタイプは人気のある先生で、距離の遠いタ... 続きをみる

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  • 先生と生徒の距離②

    前回に引き続き、今回は生徒との距離が遠い、どちらかというと年配の指導者に多いタイプを考えていきましょう。そこから考えられるプラス作用とマイナス作用とはどんなものでしょうか? プラス作用は、あくまで先生と生徒という関係が保たれるために、生徒は先生の指示には基本的に従い、調子に乗って羽目を外すことも少... 続きをみる

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  • 先生と生徒の距離①

    集団授業や家庭教師の先生を見ていると、生徒との距離が近くフレンドリーな関係を作っているタイプと、生徒との距離が遠くあくまで指導者と生徒の関係を保つタイプや、その中間で近くもなく遠くもないタイプなどさまざまな距離感があるように思います。 これは、指導者それぞれの考え方や自分に合ったやり方、年齢などで... 続きをみる

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  • ドラマ「下剋上受験」感想

    先日、TBSのドラマ「下剋上受験」全10話が終了しました。わたしも中学受験業界に長く携わっているので、このドラマの感想を書いてみたいと思います。 【あらすじ】 中卒の父母が、偏差値41の娘を進学塾に行かずに、最難関女子私立中学の桜蔭中学校合格を目指すお話です。一応、事実に基づいた原作のドラマ化らし... 続きをみる

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  • 春期講習の時期です

    各進学塾ではそろそろ春期講習が始まります。2月から新年度が始まり、新学年での授業を受けだして1月半が過ぎました。少しは新学年の環境に慣れたでしょうか? 春期講習は塾によって、年間カリキュラムに沿って通常授業の内容をするところと、通常授業で習った内容を復習するところと、あるいはその両方をするところに... 続きをみる

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  • 生徒(子供)をしかる時、ほめる時

    受験に向けて学習する生徒(子供)のモチベーションを上げるために、しかったりほめたりすることがあります。学習する生徒(子供)も感情がある人間なので、「やる気」が学習への熱意や集中力を高めて学力養成に大きく影響を与えます。ましてや、中学受験の場合は学習するのが小学生ですからなおさらだと思います。 そこ... 続きをみる

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  • 雑談(おとぎ話と教訓)⑥

    今回は、有名な日本の昔話の1つであるかちかち山の教訓を考えてみたいと思います。この話は、教訓は分かりやすいのですが、取り扱いに注意が必要だと思います。 かちかち山のあらすじ(wikipedia参照) 【昔ある所に畑を耕して生活している老夫婦がいた。老夫婦の畑には毎日、性悪なタヌキがやってきて不作を... 続きをみる

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  • 雑談(おとぎ話と教訓)⑤

    今回は、9世紀後半から10世紀前半頃に成立した日本最古の物語と言われるかぐや姫(竹取物語)の教訓を考えてみたいと思います。 かぐや姫(竹取物語)のあらすじ 【竹取の翁と呼ばれるお爺さんが、山に竹を切りに行き光り輝く竹をみつけた。筒の中には三寸ばかりの可愛らしい女の子がいたので、お爺さんは、その娘を... 続きをみる

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  • 雑談(おとぎ話と教訓)④

    今回は、一見教訓は分かりやすそうだが、よく考えると教訓が分からなくなる浦島太郎について書きたいと思います。 浦島太郎のあらすじ(wikipedia参照) 【漁師の浦島太郎は、子供達が亀をいじめているところに遭遇する。太郎が亀を助けると、亀は礼として太郎を海の中の竜宮城に招く。竜宮城では乙姫が太郎を... 続きをみる

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  • 雑談(おとぎ話と教訓)③

    わたしが子供の頃におとぎ話を読んで初めて教訓が分からないと思ったのは人魚姫です。 人魚姫のあらすじ(wikipedia参照) 【人魚の姉妹の末の娘は誕生日に昇っていった海の上で、船の上にいる美しい人間の王子を目にする。嵐に遭い難破した船から王子を救い出した人魚姫は、王子に恋心を抱く。その後偶然浜を... 続きをみる

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  • 雑談(おとぎ話と教訓)②

    おとぎ話と教訓についてお話したいと思いますが、前回書いたように教訓が分かりやすい場合と分かりにくい場合があります。そもそも、おとぎ話には必ず教訓が含まれているのでしょうか? 下の有名なおとぎ話を見て教訓を考えてみてください。 1 金の斧と銀の斧 2 アリとキリギリス 3 鶴の恩返し 4 オオカミ少... 続きをみる

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  • 雑談(おとぎ話と教訓)①

    先日、中学受験の説明文の素材文としてよく扱われる外山滋比古さんの、「ことばの四季」という文章を拝見していると、赤ちゃんが最初に覚えるのが「母乳語」であり、次に覚えるのが「離乳語」であると書かれていました。 「母乳語」というのは、見たりさわったりできる具体的なものの名前が中心であると説明されていまし... 続きをみる

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  • 志望校の選び方④

    今回は、3つ目の項目の「学校の指導はスパルタか生徒の自主性を重んじるタイプか」についてお話したいと思います。 これは中高一貫校の場合です。生徒への学習指導が勉強を強制する、いわゆるスパルタ式の指導をしている学校なのか、あるいは勉強を強制するのではなく生徒の自主性に任せる指導をしている学校なのかとい... 続きをみる

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  • 志望校の選び方③

    今回は、2つ目の項目の「通学可能範囲か」についてお話したいと思います。 地味な話題のように感じますが、実際に毎日通学するとなるとかなり重要なことなのではないかと考えます。 通学可能範囲と書きましたが、それでは、通学時間の長さはどれぐらいまで許容できるのでしょうか? これは、その学校への思い入れや、... 続きをみる

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  • 志望校の選び方②

    前回1つ目の項目に挙げた「大学付属校か中高一貫校か」についてお話したいと思います。 そもそも、志望校が大学付属校か中高一貫校かで中学受験をする目的が違います。 大学付属校を志望する場合は、その大学に進学するのであれば中学受験で進学すれば、大学受験をしなくていいわけですね。ということは、中学、高校、... 続きをみる

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  • 志望校の選び方①

    特定の学校に入りたくて受験勉強を始められる方が多いと思いますが、今回は中学受験はするが志望校はまだはっきりと決めていない方や、第1志望の学校は決めているが第2、第3志望の学校を決めていない方の参考になればと思い記事を書きます。 学校のレベルは大切なのですが、状況により一概に言えないのでここでは省き... 続きをみる

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  • 進学塾を支える力(システムとマンパワー)②

    前回は、大手進学塾ではシステム重視に傾いているところが多いように感じると書きました。では、なぜそうなったのかを今回はお話したいと思います。 大手進学塾がシステム重視に傾く理由は2つあると考えられます。 まず、大手進学塾では校舎数を増やし、競合他社との生き残りをかけて塾を拡大しているところが多いよう... 続きをみる

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  • 進学塾を支える力(システムとマンパワー)①

    進学塾では生徒たちの志望校へ合格する学力を養成することを目的にしていますが、学力を養成する力を大きく分けるとシステムとマンパワーになるかと思います。 システムとは、塾で使うカリキュラムや、テキスト・プリントなどの教材、そして定期的に行われるその時点での学力を測るテスト等のことです。 マンパワーとは... 続きをみる

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  • 国語という教科の価値③

    「国語という教科の価値①」では中学生にとって国語は重要度が低いと意識される科目だという話をしました。ところが、「国語という教科の価値②」では国語は他の教科に影響を与えている重要な科目なんだという話でした。 他の教科に影響を与える国語ですが、学力を養成する点から考えると全ての教科の土台になっていると... 続きをみる

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  • 国語という教科の価値②

    前回、国語の重要性は、中学受験では4教科中2番目だが、高校受験になると5教科中5番目に意識されるようになるという話をしました。 今回は国語が他教科に与える影響を考えてみたいと思います。 中学受験で考えると、国語で学ぶ読解力や記述力が他の教科に影響を与えています。 例えば、算数の文章題で何を問われて... 続きをみる

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  • 国語という教科の価値①

    わたしは、中学受験専門の進学塾で長い間働いていましたが、その前は高校受験中心の進学塾で国語を教えていた経験が少しあります。そこで、3回に分けて「国語という教科の価値」の話をしたいと思います。 中学生と小学生にとっての国語という科目は古文や漢文を習うか習わないかという以前にいろいろ異なる点があります... 続きをみる

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  • 受験生(6年生)の1年間②

    前回は、余裕を持った学習のペースを早目に作り、弱点を補う学習にいつ取り掛かれるかが問題だというお話でした。今回は、具体的にいつ頃にどんな教科の力を養成すれば良いのかといったお話をしたいと思います。 その前に、6年生の1年間を大雑把に書いてみます。 2月     新年度が始まる   学習のペースを作... 続きをみる

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  • 受験生(6年生)の1年間①

    2017年度の受験も終わり、各塾では2月から新年度が始まります。塾に通っていない人も中学受験を目指す新6年生は新たな受験生になるわけです。 そこで、受験学年を大まかにとらえて、実りのある1年間にするために意識するべきことを考えてみたいと思います。 まず、受験学年に関わらず新年度にするべきことは学習... 続きをみる

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  • 2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~③

    前回に続き、灘の合格をける受験生と合格者のダブルカウントのことについて具体的にお話ししたいと思います。ただ、今回の記事はネガティブな内容を含みますので、塾名はアルファベットで表記させて頂きます。 ずいぶん前からA塾の忍者クラスによるダブルカウントの問題と全国展開しているB塾の外人部隊による灘の実績... 続きをみる

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  • 2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~②

    今回からは塾別合格者数について、わたしの「本音」を語りたいと思います。 前回の塾別実績の表に各学校の定員数を載せていたのはお気づきだったでしょうか?その定員数に比べて各塾の合格者数が多いと思います。当然、統一日からずれて入試を行う学校もありますので、併願した学校で複数合格をもらい意中の学校以外をけ... 続きをみる

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  • 2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~①

    関西では2017年の中学受験も終了し、各大手塾が合格実績を発表しています。発表する速さが塾によって異なり、特に某塾が大変遅れて発表したため、この記事を書くのも予定より遅くなってしまいました。 合格実績は、塾にとっては大きな宣伝になります。特に最難関校の合格実績は塾の実力を示し、大手塾の序列に大きな... 続きをみる

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  • 中学受験での保護者のかかわり方②

    前回は「海で泳ぐ」というたとえ話で中学受験の保護者のかかわり方をお話しましたが、今回は具体的に保護者がするべきことをお話したいと思います。 子供が中学受験の勉強を始め、先生が指導する授業を受け、そして宿題を本人がします。また、定期的にテストもあることでしょう。その際の保護者のかかわり方を簡単に以下... 続きをみる

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  • 中学受験での保護者のかかわり方①

    今回は子供が中学受験の勉強を始めた時の保護者の理想的なかかわり方について書きたいと思います。たとえば、子供を大手の進学塾に通わせていればそれで安心という訳ではありませんよね。中学受験は小学生が受験に向けて学習していくので高校受験や大学受験と異なり、本人任せという訳にはいかないのです。 よく中学受験... 続きをみる

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  • 学校のレベル(偏差値)は変動する②

    かつて大阪でナンバーワンだった女子校のプール学院の難易度が大きく変化した原因を考えていきたいと思います。 理由は大まかに言うと2つあると思います。 まず、社会情勢の変化が挙げられます。 昔は女子の4年生大学への進学希望者が今ほど高くありませんでした。高校から就職したり、短大や専門学校から就職するの... 続きをみる

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  • 学校のレベル(偏差値)は変動する①

    「共学校か男女別学校か?②」の記事で洛南、西大和の共学化により関西女子進学校の順位が変動していることをお伝えしましたが、このような学校のレベルの変動は往々にして起こるものです。 保護者世代が抱く学校のイメージ(レベル)と現実がずれている場合があるということですね。昔は評判の悪い学校だったが、今は評... 続きをみる

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  • 共学校か男子校、女子校(別学校)か?②

    前回、大学進学を考えた場合は、男子校、女子校といった別学が有利だというお話をしましたが、では大学進学実績の良い私立上位校はどうなっているのでしょうか? 具体的に関西で最難関と呼ばれる私立中学校で見ていきましょう。 【兵庫】灘     ‥ 男子校         【奈良】東大寺学園 ‥ 男子校   ... 続きをみる

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  • 共学校か男子校、女子校(別学校)か?①

    私立中学校には共学と男子校、女子校の別学があります。志望校を決める上で気になる点でもあるでしょう。 最近は、共学校の人気が高く2000年頃から全国的に大学付属中学校の共学化が始まりました。関西でもその頃に同志社香里中学校や関西第一中学校が男子校から共学校に変わりました。 そして、今年の2017年度... 続きをみる

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  • 雑談(中学受験をする意味②)

    前回に続き、中学受験で得られるものの2つ目である受験勉強を通じて身に着けた学力の話をします。 もし、受験をしなければ受験勉強もせず、そこで得られる学力も得られないわけですね。受験科目は算、国の2科目の場合と算、国、理の3科目の場合、算、国、理、社の4科目の場合があり勉強する科目数も違うのですが、国... 続きをみる

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  • 雑談(中学受験をする意味①)

    今回は中学受験をすることで子供たちが得られるものについて考えたいと思います。 わたしは、大きく分けると3つあると思います。 1つは、合格した学校へ進学できる権利です。 次に、受験勉強を通じて身に着けた学力です。 最後に、準備をして受験したという経験です。 まず、合格した学校へ進学できる権利について... 続きをみる

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  • 受験生への伝言③

    関西では1月14日から中学受験の統一入試が始まります。関西圏以外の学校を前受験(練習)で受けた受験生もいるでしょうが、いよいよ志望校の受験が始まるということで緊張する受験生、または不安になる受験生がいることだと思います。 そこで、今回は不安な気持ちを少し軽くするお話をしたいと思います。 まず、なぜ... 続きをみる

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  • 中学受験の準備は何年生から?③

    前回まで、準備を遅く始めるメリット、デメリットと準備を早く始めるメリット、デメリットについてのお話をしました。みなさんに参考にしてもらいご自分で判断してもらえたらと思いますが、今回はわたしの考えを書きたいと思います。 子供に大学受験に実績のある中高一貫校に進学させてあげたいとしましょう。中高一貫校... 続きをみる

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  • 中学受験の準備は何年生から?②

    今回は中学受験の準備を早く始めるメリットとデメリットについて考えたいと思います。 まずは、メリットの方から書きます。小学校1~3年生から週に1~2回、塾などで中学受験に向けての勉強を始めたとしましょう。 この時期の勉強では、その教科の土台となる基本を学びます。 例えば、国語なら漢字を覚えたり、言葉... 続きをみる

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  • 中学受験の準備は何年生から?①

    中学受験を目指すのなら、いつから準備を始めたらいいのでしょうか? 一般的に大手受験進学塾では小学校3年生から開講しているところが多いようです。 しかし、私立や国立の小学校を受験して入学している子供たちは、大手受験進学塾に入るための塾に小学校1年生から通われているケースも珍しくありません。 一方で、... 続きをみる

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  • 大手進学塾の弱点②

    前回の続きです。 大手進学塾で学び、苦手な分野を克服しようとして家庭で復習したり、個別でフォローを受けたりしても力が付きにくい分野があるという話でした。 答えから言うと、それは国語の長文読解という分野です。 あるジャンル(または全てのジャンル)の長文読解問題が苦手な場合、なかなか克服できません。特... 続きをみる

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  • 大手進学塾の弱点①

    中学受験を受けるほとんどのご家庭は大手進学塾に通われることだと思います。塾に通わず保護者が子供に教えたり、家庭教師を雇ったりして受験するご家庭もありますが少ないでしょう。 大手進学塾に通うことは様々なメリットがあります。 まず、説明会や懇談等を通じて志望校の学校情報を教えてくれます。また、塾によっ... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの生徒たち⑤)

    今回は国語の成績が悪い校舎にテコ入れで転勤させられた時のお話をしたいと思います。 その校舎の6年生でトップの成績だったMくんという男子生徒がいました。 彼はお公家さんのような風貌で「ホホホホホッ~~!」とこれまた平安貴族のような笑い方をする少年で、成績は国語以外は抜群によくできていました。国語の成... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの生徒たち④)

    やんちゃな生徒が続いているので今回はタイプの違うおとなしい6年生女子生徒のTさんについて書きたいと思います。 彼女は塾ではおとなしく授業中も指名しなければ発言もしない何事も受け身と言った感じの生徒でした。保護者によると家ではのんびりして受験生といった感じがしないとのことでした。ただ、彼女の第1志望... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの生徒たち③)

    今回は幼い系のやんちゃな6年生男子生徒Oくんについて書きたいと思います。 彼は最上位クラスに在籍していましたが、クラス内での成績はかなり下のほうでした。見た目は林家こぶ平(今は9代目林家正藏)に似た可愛らしい男の子でしたが、やんちゃな男子生徒が多いクラスの中でも特にやんちゃでした。 わたしが担当し... 続きをみる

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  • 受験生への伝言②

    今年も残すところあとわずかになりました。各塾の冬期講習もそろそろ始まります。関西では年が明けると2週間後に統一入試が始まり、志望校の受験が迫っています。 一方、世間ではクリスマスやお正月といった恒例の行事でにぎやかになりますが、受験生のみなさんはひたる訳にはいきませんね。 クリスマスケーキを食べた... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの生徒たち②)

    今回は初めて6年生のクラス担任をした時の生徒について書きたいと思います。このクラスはいろいろ問題のある生徒が多く、また保護者もうるさがたが多かったので大変苦労しましたが、今となってはとても勉強になったと感じます。 さて、そのクラスにYさんという生徒がいました。 背がすらっと高く顔もハーフタレントの... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの生徒たち①)

    わたしは、20年ほど進学塾で働いておりました。その時に教えた生徒数は2000人以上になりますが、その中で印象に残った生徒さんを振り返りたいと思います。 明るい子や素直な子、ニコニコして授業を見てくれた子、活発に授業に参加してくれた子、まだあどけなく可愛らしい3年生の子など様々な生徒たちを思い出しま... 続きをみる

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  • 良い先生とは?⑦

    今回で「良い先生とは?」の話も終わりです。保護者側から見た良い先生の判断基準である人気と実力について考えてきました。 では、人気と実力ではどちらが大切なんでしょうか? もちろんどちらも大切な基準ですし、片方だけあれば良いというものでもないと思うのですが、あえてどちらが大切かと聞かれれば、わたしはや... 続きをみる

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  • 良い先生とは?⑥

    今回は「良い先生の実力(生徒に学力をつけて合格させる力)とは何か」の最後のお話です。第二段階と同じく授業内容の話になるんですが、メリハリをつける強弱の話ではありません。 第三段階は長期的スパンで授業を考えるべきだということです。 「指導留意点」の記事でもお話ししました段階的指導ですね。教える生徒の... 続きをみる

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  • 良い先生とは?⑤

    前回に続き「良い先生の実力(生徒に学力をつけて合格させる力)とは何か」のお話です。前回にお話しした第一段階は学ぶ環境を整えてあげるということでした。 第二段階は、授業内容です。 塾ではカリキュラムですべきことや宿題が決まっており、それに従って各先生が授業をすすめるわけですが、たんにカリキュラムに示... 続きをみる

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  • 良い先生とは?④

    今回は、人気とともに良い先生の基準の1つである実力(生徒に学力をつけて合格させる力)について書きたいと思います。 良い先生の実力とはなんでしょうか? 簡単に言ってしまえば良い授業ができる技術と言えそうですが、じつはそんなに単純ではないと思います。生徒に学力をつけるための授業を段階的に考えてみましょ... 続きをみる

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  • 良い先生とは?③

    前回は人気投票としてのアンケートの結果、反則技を使う先生が現れることをお話ししました。今回もその続きを書きたいと思います。 私は、アンケートで人気を測ること自体をいけないと言っているのではありません。人気は良い先生としての基準の1つですから指導者たる先生も意識すべきだと思います。ただ、生徒にこびる... 続きをみる

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  • 良い先生とは?②

    前回を受けて今回は良い先生の基準の1つである人気について考えてみたいと思います。 大手塾では先生の人気を測るためにアンケートを実施している場合が多いです。人気のある先生を評価するためであり、先生自身に生徒にどう評価されているのか、どこを改善すべきなのかを自覚させ、より良い授業をしてもらうためだと思... 続きをみる

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  • 良い先生とは?①

    今回は良い先生とはどんな先生なのかを7回に分けて考えてみたいと思います。先生と言ってもいろいろありますので、進学塾で集団授業をしている先生にしましょう。 塾の先生は授業以外にも保護者対応、説明会、入塾者を増やす努力などの校舎業務やテキスト、プリント、テスト作成などの教科業務があり、会社としてはそれ... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの先生⑤)

    今回も引き続き予備校の先生のお話です。 当時Yという英語教師がおりました。彼は、エール予備校の職員だったと思います。前回お話した有名講師たちとは対照的なキャラクターの持ち主でした。 普通のサラリーマンのような地味なスーツを着て、アクセントに東北訛りがあり、誠実そうな感じを受けるが話下手といった感じ... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの先生④)

    高校3年生の途中から少しずつ受験勉強を始めた私。高校1、2年生の時は定期試験前だけの勉強だったので積み重なった学習ができておらず、また、情報が少ないこともあり始めは何から手を付けたらいいのかさえ分からない状態でした。 情報通の友人が勧める問題集を苦労しながらやり進めるも、実力不足のため亀の歩みのよ... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの先生③)

    今回は高校時代の先生を振り返ってみたいと思います。 1番印象に残っているのは3年生の時の担任のB先生です。私の中では悪い意味で印象に残っているのですが、今回はあえてその先生について書きたいと思います。 B先生は天然パーマの頭髪で優しそうな小さな目をしており、小柄で物腰も柔らかく一見するととても良い... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの先生②)

    今回は中学時代の先生を振り返ってみたいと思います。 中学時代で1番印象深いのは2年生の時の担任だった体育教師のA先生です。 外見は体育教師らしくスポーツ刈りの髪型なんだけど、優しそうな雰囲気のオジサンといった感じで、背は低く少し小太りな体型をしていました。それで、生徒たちにドラえもんと呼ばれていた... 続きをみる

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  • 雑談(懐かしの先生①)

    過去にお世話になった素敵な先生たちを振り返りたいと思います。まず、小学校時代の6年生担任のS先生について書きます。 S先生は当時20代後半の女性教諭でした。 外見はショートカットで宝塚歌劇団の男役を思わせる凛々しいマスクをしていて、スポーツも万能でソフトボールの球をすごい速さで投げていました。さら... 続きをみる

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  • 雑談(昨今の教育現場⑥)

    前回は私立中学、高校に比べて公立は進学する学力を養成する点からみると、まだまだゆるく、日本の将来を考えると熟慮すべきだといった話をしました。 私立と公立という観点から考えると、学力養成の教育は私立に委ねられているようにさえ感じます。しかし、公立(特に公立高校)のゆるさは、考えてみると私が高校生だっ... 続きをみる

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  • 雑談(昨今の教育現場⑤)

    2016年「THE世界大学ランキング」で日本の大学のトップは39位の東京大学だそうです。ベスト20はアメリカ15校、イギリス4校、スイス1校で、アジアでは東大よりも上位にシンガポール系、中国系、香港系の大学がランクインしています。 このランキングがどれだけ大学のレベルを反映しているのかは疑問ですが... 続きをみる

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  • 受験生への伝言①

    寒さが厳しくなってきた今日この頃。 中学受験を目指して頑張っている6年生のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。 関西統一入試まで残り2か月ほどです。 国語の苦手な人に何かアドバイスができればと思い今回の記事を書くことにします。 残り2か月というこの時期は各教科追い込みの時期であり、特に国、算、理、... 続きをみる

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  • 雑談(昨今の教育現場④)

    前回は塾での指導がスパルタから保護者迎合型へと極端に移り変わっていることを書きました。もちろんこの変化は公教育の現場である学校でも同様に変化しています。 かつての学校でも宿題忘れや授業に集中しない等の理由でビンタをされたり出席簿の角で頭をこづいたりされました。 ビンタで思い出すのは、女性の先生のビ... 続きをみる

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  • 雑談(昨今の教育現場③)

    昔と今の塾事情の続きです。 体罰も含めたスパルタ指導をしていた昔に対して、今では体罰どころかきつい口調で叱ることもいけないという風潮になっています。 今も昔も落ち着きのない子供や、先生の言うことになかなか従わない子供はいます。一対一の個別指導なら相手に合わせることも可能でしょうが、集団授業になると... 続きをみる

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  • 雑談(昨今の教育現場②)

    前回は社会の変化に伴う学校教育の凋落について考えを述べましたが、当然塾業界も社会の変化の影響を受けています。今回は昔と今の塾事情について述べたいと思います。 私が子供の頃(30~40年前)の塾業界ではスパルタ塾が大流行していました。 例えば、塾のチラシで宿題を忘れた者にビンタをしたという先生の日誌... 続きをみる

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  • 雑談(昨今の教育現場①)

    現代の学校教育について思うことを述べたいと思います。 かなり前から、先生による不祥事、学級崩壊、校内でのイジメなどの問題がテレビ、雑誌、新聞で騒がれるようになりました。公教育のモラルの低下が世間で叫ばれているように感じます。 これら一連のできごとを見ていると現代の学校の先生は、明治から昭和にかけて... 続きをみる

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  • 文法研究⑥

    またまた前回の続きで助詞、助動詞でよく出る、用法が複数ある言葉の識別です。 今回は、「れる、られる」と同じように助動詞でよく出題される「ない」の識別です。 しかし用法は1つしかありません。 ①否定‥打ち消しの意味   例)今日は、塾には行かない。 では、何と見分けるのかというと、形容詞の「ない」と... 続きをみる

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  • 文法研究⑤

    前回の続きで助詞、助動詞でよく出る、用法が複数ある言葉の識別です。 今回は、助動詞で一番よく出題される「れる、られる」の識別です。 用法は次の4つです。 ①受け身‥何かされる 例)犬に足をかまれる。    ②尊敬 ‥敬語    例)先生が話される。 ③可能 ‥~できる  例)あの山を登れる。 ④自... 続きをみる

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  • 文法研究④

    文法①~③で品詞の識別について記事にしてきましたが、今回は助詞、助動詞でよく出る、用法が複数ある言葉の識別について書きたいと思います。 助詞の数は細かく分けると50近くあります、しかし、用法の違いの識別はなんとなくできるものが多いので、一番よく出題される「の」をしっかり学習しておけばいいのではない... 続きをみる

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  • 文法研究③

    品詞の識別の最後になります。 前々回の「助詞と助動詞」、前回の「接続詞、感動詞」そして「名詞」、「動詞、形容詞、形容動詞」と見てきましたので残りは「副詞、連体詞」です。 「副詞、連体詞」は修飾語になります。何を修飾するかで種類が分かれていると思って下さい。 連体詞は体言(名詞)を修飾します。例を次... 続きをみる

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  • お知らせ

    関西にお住みのこのブログの読者のまなさまへ。 小学校3~5年生で国語が苦手で家庭教師をお考えの方がいらっしゃいましたら、通常よりお安くさせて頂きます。 通常 7000円 / 時 ➡ 特別料金 5000円 / 時 基本‥週1回で1授業2時間です(これが最小単位です) 料金には授業料以外交通費も含めて... 続きをみる

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  • 文法研究②

    品詞の識別の続きです。前回は、全10種類ある品詞から付属語である「助詞と助動詞」を見分けられるというところまででした。 後は、残りの8種類の品詞、(「名詞」、「動詞、形容詞、形容動詞」、「副詞、連体詞」「接続詞、感動詞」)の見分けです。 この中で「接続詞、感動詞」は見た瞬間に識別できます。 なぜな... 続きをみる

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  • 文法研究①

    今回は品詞についてのお話をしたいと思います。 学校によってはあまり入試問題に出なくなっていますが、簡単に問題を作れるので、点数調整などで作問する可能性が高い分野だと思うため、やはりしっかり準備しておくべきだと思います。 品詞学習の最終目標は品詞を識別できるようになることです。 また、助動詞など同じ... 続きをみる

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  • 指導留意点③

    今回は指導者の予習についてお話したいと思います。 授業の前の予習をどのようにしているのでしょうか? 例えば文章題の場合はどうでしょうか? 生徒が問題を解くのと同じように文章をしっかり読んでから設問を考えた上で解答を確認するのか、あるいは、文章はサラッと読んで解答を確認するだけなのか。 前者は時間が... 続きをみる

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  • 指導留意点②

    前回の「一貫した指導と共に段階的指導」の続きです。 私が進学塾講師時代の話をします。毎年担当学年やクラスを各先生が割り当てて担当するのですが、同じクラスを持ち上がり、2年続けて担当することはあまりないのです。 私の場合は、6年生と他学年(3~5年)のどれかを担当するパターンでしたが、いずれにせよほ... 続きをみる

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  • 指導留意点①

    中学受験に向けての「読解」「設問」「記述」などの話をしてきましたが、今回は指導する側が注意するべきことについて書きたいと思います。 小学校3~6年生対象に指導するとして、指導者は「一貫した指導と共に段階的指導」を念頭に置かなければならないと考えます。 「一貫した指導」というのは、指導する子供の学年... 続きをみる

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  • 記述力養成⑥

    記述力養成②~⑤までは、よく出るパターン 「相違点」「行動・様子の理由」「心情の変化」「具体化」を勉強してきました。 今回は、長い記述問題に取り組む上での基本的な心構えを書きたいと思います。 それは何かというと、解答に求められる字数や解答欄の大きさによって(字数指定をしない学校の場合)解答のポイン... 続きをみる

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  • 記述力養成⑤

    今回は「具体化」の記述問題です。 いろんなジャンルで出題されるだけでなく、ちょっとした記述から長い字数を要求される記述まで、様々なタイプの問題があります。 「具体化」は設問研究①で書いた「言い換え問題」の1つで、 「抽象的な内容を具体的に言い換えること」で、もっとわかりやすく言えば 「わかりにくい... 続きをみる

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  • 記述力養成④

    今回は、前回の「行動・様子の理由」の発展形の「心情の変化」の記述問題です。 長い字数が要求される代表的な記述問題だと思います。 前の気持ちから後の気持ちへの変化を答えるのですが、変化するきっかけとなるできごとを見ぬくことが大切です。まとめると次のようになります。 心情の変化= 前心情の原因となるで... 続きをみる

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  • 記述力養成③

    今回は「行動・様子の理由」の記述問題です。 物語系の文章では最もポピュラーな記述問題だと思います。 なぜこのようなことをするのか? または、なぜこのようなようす(ニッコリほほえむ、目に涙を浮かべる、顔が赤いなど)なのか?を答える問題ですね。 行動や様子の理由を尋ねられると、まず何を考えるでしょうか... 続きをみる

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  • 記述力養成②

    前回は表記のお話でしたが、今回から内容の具体的なお話をいくつかのパターンを挙げて行いたいと思います。 今回は「相違点」の記述問題です。 これは「対比」型の説明系文章によく見られる問題です。 記述と言っても読解ができていないとお話にならないので、「何(ア)」と「何(イ)」が「どんな点」について違うの... 続きをみる

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  • 記述力養成①

    記述は内容と表記に分かれます。 内容とは、文章を読解し設問に応じて答えた内容のことです。 表記とは、解答する時の文の書き方のことですね。 中学受験を考えた場合、長い字数を要求される記述の内容の勉強は小学6年生からでも良いように思いますが、文法や語句などを学ぶ際に文を書いて記述の表記の勉強をするのは... 続きをみる

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  • 設問研究④

    今回は設問の種類や設問の形式からは少しはなれた話になると思うのですが、読解問題について考えたいと思います。 読解問題とは一般的に言うと文章の内容を聞いている問題だと思うのですが、私が考える読解問題は文章の大切なところを聞いている問題のことです。 例えば、説明文では話題や説明の仕方、結論を尋ねる問題... 続きをみる

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  • 設問研究③

    今回は選択問題について考えたいと思います。記述問題やぬき出し問題に比べて選ぶだけだし、カンでも解答できるのでやり易く感じる問題ですね。しかし、苦手な人もいると思いますので順を追ってやり方を考えていきましょう。 やり方は大まかに分けて2通りあります。 1つは選択肢の中から正解を選ぶ方法です(私は「一... 続きをみる

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