良い先生とは?⑥
今回は「良い先生の実力(生徒に学力をつけて合格させる力)とは何か」の最後のお話です。第二段階と同じく授業内容の話になるんですが、メリハリをつける強弱の話ではありません。
第三段階は長期的スパンで授業を考えるべきだということです。
「指導留意点」の記事でもお話ししました段階的指導ですね。教える生徒の学年やクラスによって解法や教える内容を考えないといけないということです。
例えば、設問を解く上でのテクニックは読解力のある者に教えると効果的ですが、読解力をこれから養成しようとしている者には邪魔になります。読解力が養成されていない段階で設問上のテクニックを教えると、一時的に成績が上がることはあっても、長い目で見ると読解力が育たないため伸び悩み成績は下降していくでしょう。
また、文法などの知識を指導していて生徒に余力があるのなら、先で習うことを教えても良いと思います。この場合の先取りは害になりませんから。
つまり、その生徒の1年後をイメージし、どんな状態が望ましいかを考え、そこに向けて学力を養成していくわけですね。
「良い先生とは?④~⑥」をまとめると、生徒に学力をつけるには以下のことが必要になります。
第一段階で「学ぶ環境を作る=しつけ」
第二段階で「授業内容、授業で過ごす時間に強弱をつける」
第三段階で「長期的な展望で授業をする」
このような指導ができる先生が、わたしは実力のある先生だと考えます。
お手数ですがやる気スイッチお願いします★
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