2017年2月のブログ記事
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前回は、大手進学塾ではシステム重視に傾いているところが多いように感じると書きました。では、なぜそうなったのかを今回はお話したいと思います。 大手進学塾がシステム重視に傾く理由は2つあると考えられます。 まず、大手進学塾では校舎数を増やし、競合他社との生き残りをかけて塾を拡大しているところが多いよう... 続きをみる
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進学塾では生徒たちの志望校へ合格する学力を養成することを目的にしていますが、学力を養成する力を大きく分けるとシステムとマンパワーになるかと思います。 システムとは、塾で使うカリキュラムや、テキスト・プリントなどの教材、そして定期的に行われるその時点での学力を測るテスト等のことです。 マンパワーとは... 続きをみる
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「国語という教科の価値①」では中学生にとって国語は重要度が低いと意識される科目だという話をしました。ところが、「国語という教科の価値②」では国語は他の教科に影響を与えている重要な科目なんだという話でした。 他の教科に影響を与える国語ですが、学力を養成する点から考えると全ての教科の土台になっていると... 続きをみる
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前回、国語の重要性は、中学受験では4教科中2番目だが、高校受験になると5教科中5番目に意識されるようになるという話をしました。 今回は国語が他教科に与える影響を考えてみたいと思います。 中学受験で考えると、国語で学ぶ読解力や記述力が他の教科に影響を与えています。 例えば、算数の文章題で何を問われて... 続きをみる
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わたしは、中学受験専門の進学塾で長い間働いていましたが、その前は高校受験中心の進学塾で国語を教えていた経験が少しあります。そこで、3回に分けて「国語という教科の価値」の話をしたいと思います。 中学生と小学生にとっての国語という科目は古文や漢文を習うか習わないかという以前にいろいろ異なる点があります... 続きをみる
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前回は、余裕を持った学習のペースを早目に作り、弱点を補う学習にいつ取り掛かれるかが問題だというお話でした。今回は、具体的にいつ頃にどんな教科の力を養成すれば良いのかといったお話をしたいと思います。 その前に、6年生の1年間を大雑把に書いてみます。 2月 新年度が始まる 学習のペースを作... 続きをみる
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2017年度の受験も終わり、各塾では2月から新年度が始まります。塾に通っていない人も中学受験を目指す新6年生は新たな受験生になるわけです。 そこで、受験学年を大まかにとらえて、実りのある1年間にするために意識するべきことを考えてみたいと思います。 まず、受験学年に関わらず新年度にするべきことは学習... 続きをみる
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前回に続き、灘の合格をける受験生と合格者のダブルカウントのことについて具体的にお話ししたいと思います。ただ、今回の記事はネガティブな内容を含みますので、塾名はアルファベットで表記させて頂きます。 ずいぶん前からA塾の忍者クラスによるダブルカウントの問題と全国展開しているB塾の外人部隊による灘の実績... 続きをみる
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今回からは塾別合格者数について、わたしの「本音」を語りたいと思います。 前回の塾別実績の表に各学校の定員数を載せていたのはお気づきだったでしょうか?その定員数に比べて各塾の合格者数が多いと思います。当然、統一日からずれて入試を行う学校もありますので、併願した学校で複数合格をもらい意中の学校以外をけ... 続きをみる
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関西では2017年の中学受験も終了し、各大手塾が合格実績を発表しています。発表する速さが塾によって異なり、特に某塾が大変遅れて発表したため、この記事を書くのも予定より遅くなってしまいました。 合格実績は、塾にとっては大きな宣伝になります。特に最難関校の合格実績は塾の実力を示し、大手塾の序列に大きな... 続きをみる