進学塾を支える力(システムとマンパワー)①
進学塾では生徒たちの志望校へ合格する学力を養成することを目的にしていますが、学力を養成する力を大きく分けるとシステムとマンパワーになるかと思います。
システムとは、塾で使うカリキュラムや、テキスト・プリントなどの教材、そして定期的に行われるその時点での学力を測るテスト等のことです。
マンパワーとは、生徒を指導する指導者の力のことです。授業で生徒の心をつかんだり、学力をつける効果的な指導をしたりする先生の技量のことですね。
このシステムとマンパワーがその進学塾の力の両輪になっていると考えていいと思います。だから、この2つの力はどちらも大切なものであり、欠かすことができないものなのです。
かつては、塾によってシステムを前面に出しているタイプとマンパワーを前面に出しているタイプに分かれていたように思います。そして、そのことがその塾の個性にもなっていました。
システム重視のメリットは、指導者が誰であっても充実したシステムで学習することにより、学力が次第についていくということです。指導者によっての当たりはずれがあまりないので、その点は安心できますね。
一方、マンパワー重視のメリットはその逆で、指導者が個性的な場合が多く、生徒に合った指導者にめぐり合うと、嫌いだった教科が好きになったり、苦手だった教科が得意になったりすることがあります。
ただ、先ほども言いましたが、システムもマンパワーもどちらも大切なので、片方を充実させればもう一方をなおざりにしてもいいというわけではありません。なぜなら、片方だけ重視していると学力を適切に養成できないと思うからです。
最近の塾業界を見ていると大手進学塾はシステム重視に傾いているように感じます。次回は、そのあたりをもう少しくわしくお話したいと思います。
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