論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

東大、京大合格者 高校ランキング 考察

「東大合格者 高校ランキング(関西圏)」➝「京大合格者 高校ランキング」と記事を書いてきましたが、私が以前からサンデー毎日を見て、「東大、京大合格者 高校ランキング」で思っていたことを書きたいと思います。


以前から、東大合格者の高校ランキングでは私立の最難関校が独占しており、一方で京大合格者の高校ランキングの方は私立だけでなく、公立のトップ校が数校名を連ねていました。


この現象を見ると、東大に行くには私立の最難関校じゃないと厳しいが、京大なら公立でもいけるんだなぁと感じてしまいます


実際、進学塾で進路指導をしていた時に、私立の最難関校じゃなきゃ進学する意味がないと言い、それよりレベルの低い私立の学校に行くくらいなら公立のトップ校を目指して再度、高校受験した方がましだと考える保護者もいました。


しかし、ちょっと考えてみてください。
そんな安易に考えていいんですか?


生徒数のことを考えてみてください。私が調べたところ公立中学の生徒数と私立中学の生徒数の割合は、だいたい10対1です。(私立中学生が全体に占める割合…7%/全国、東京は一番高く23.97%、関西では約10% 出典 文部科学省の「学校基本調査」2015年度版)


生徒数では、私立の中高一貫校にくらべると公立中学の方がはるかに多く、ここから公立のトップ校(大阪では北野や天王寺高校)に進学した生徒たちから京大に進学する者がいるわけですが、大変な競争率だということがおわかりでしょうか。


中学受験をしていないが、地頭の賢い生徒たちは大勢います。その大勢の賢い生徒たちの中で特に優れた生徒が良い実績を上げているわけなんですが、もしこの生徒が中高一貫校での有利な受験環境で勉強していたなら、おそらくもっと良い実績を上げていると思います。


もちろん、この現実を認識したうえで公立から難関大学を目指されている意識の高いご家庭もいらっしゃいますし、それは立派なことだと思いますし頑張って欲しいと思います


しかし、保護者の世間体やプライドのためにせっかく行ける中高一貫校を捨てて、安易に高校受験でリベンジなんて考えるのはあまりにももったいないように思います


リベンジで高校受験で公立トップ校を目指すのも良いですが、ちゃんとした覚悟を持ってことに当たらないといけないのではと思います。


お手数ですがやる気スイッチお願いします★
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