論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

芦田愛菜ちゃん 慶應義塾中等部入学②

今回は、芦田愛菜ちゃんが最難関中学校合格のための約半年間の受験勉強についての報道について書きたいと思います


調べてみたところ、愛菜ちゃんはは一応小学校4年生から自宅近くの進学塾早稲田アカデミーに通い、受験5か月前からは特別カリキュラムの「NN(何が何でも)志望校別対策コース」で女子学院対策講座を土曜日、日曜日に受けていたそうです。


なので、小学校4年生から芸能活動を続けながら進学塾に通っており、受験直前の5か月は芸能活動を休んで受験勉強一本にし、週末などは1日12時間勉強していたというのが本当のところのようです。


約半年間しか受験勉強をしていないのではなく、仕事を休んで本格的に受験勉強に専念したのは約半年間だったということですね


私も半年間の受験勉強というのはもともと鵜呑みにはしていませんでした。それは、受験勉強の厳しさを知っているからです。基礎から積み上げていき実践力を身につけるのに半年では普通に考えると短すぎます。


おそらく、芸能活動のかたわら家庭教師などで受験の基礎的な学習をこなし、勝算があるとみて本格的な受験勉強に入ったのではないのかと推察していました。


しかし、それでも愛菜ちゃんが凄く賢い子だという思いには変わりはありません。なぜなら、最難関中学校に合格するには高い学力が要求されるので、賢いだけでなく普通はかなり努力して勉強しないといけないからです。ましてや、芸能活動(仕事)と両立させるのは至難の業でしょう


そんな愛菜ちゃんのまれにみる賢さを支える背景を考えると2つの事実が浮かんできます


1つは、3歳から始めた芸能活動です。たくさんのセリフが書かれた台本を暗記するために台本を200回ぐらい読んだというエピソードがあるそうです。子役とはいえ、お金を貰って仕事をするわけで、仕事への責任感や緊張感は普通の子供では味わえない経験でしょう。


そこから、1つの成果を得るためにはしっかり準備しないといけないという高い意識が芽生えたのではないのかと推察します。また、台本を暗記するという行為自体が暗記物の勉強には有利に働いたことでしょう


もう1つは、愛菜ちゃんは読書家だということです。小学校低学年の頃には月に約30冊ほど読書していたそうで、小学校高学年になっても好きな推理小説を中心に月10冊ほど読書していたらしいのです。


以前の記事にも書きましたが、読書が国語に与える良い影響は大きく、また国語の読解力が他教科に影響する事実を考えても、この読書が受験に有利に働いたのは想像に難くないところです


次回は、愛菜ちゃんの受験から一般の受験生が参考になるところを考えてみたいと思います。


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