論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

記述力養成③

今回は「行動・様子の理由」の記述問題です。
物語系の文章では最もポピュラーな記述問題だと思います。


なぜこのようなことをするのか?
または、なぜこのようなようす(ニッコリほほえむ、目に涙を浮かべる、顔が赤いなど)なのか?を答える問題ですね。


行動や様子の理由を尋ねられると、まず何を考えるでしょうか?
ふつうは気持ちですよね。問題で問われる注目されるべき行動や様子は、特定の気持ちをともなっています。


では、次に何を考えるのでしょうか?
それは、なぜそんな気持ちになったのかという原因になるできごとです。


行動・様子の理由ではこの2点を考えるのが基本です。


「行動・様子の理由」=「心情の原因となるできごと」「心情」+から


例えば、こんな問いがあったとします。
(問)かれは、なぜ水を飲んだのですか?


まず気持ちから考えます。➡「のどがかわいた」
次に心情の原因となるできごとを考えます。➡「サッカーをしていた」


(答)サッカーをしていたので、のどがかわいたから。


ここで注意しなければいけないのは心情から先に考えるということと、その心情はハッキリと書かなければいけないということです。
どういうことかというと、心情を話し言葉や擬態語や比ゆなどの遠まわしな表現で書いてはいけないということです。


例えば、「むかつく」「きもい」などの話し言葉や、「わくわくする」などの擬態語や、「真っ暗闇に1人でいるような気持ち」などの比ゆ表現はだめなので気をつけましょう。


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