論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

雑談(懐かしの先生①)

過去にお世話になった素敵な先生たちを振り返りたいと思います。まず、小学校時代の6年生担任のS先生について書きます


S先生は当時20代後半の女性教諭でした。


外見はショートカットで宝塚歌劇団の男役を思わせる凛々しいマスクをしていて、スポーツも万能でソフトボールの球をすごい速さで投げていました。さらに、小学校の先生になる前は、選挙演説カーのウグイス嬢や、刑務所の刑務官といった珍しい仕事の経歴を持つ人でした。


この先生は普段はおもしろいのですが、叱る時は反抗的な男子生徒を投げ飛ばすことも辞さない迫力があり、大変怖かったのです。そのへんの男性教諭よりも強く、ずっとしっかりしていたと思います。


今振り返ってみると私はこの先生の影響をずいぶん受けているように思います。特に、雑談の効果とメリハリのある指導について学ばせて貰ったように感じます


授業の合間に雑談をされる先生は多いのですが、ほぼ息抜きが目的でしょう。しかし、このS先生にはプラスアルファがあったように思います。


S先生の雑談のネタは自分の体験談であり、様々な体験をしてきた?S先生の語る話はとても生き生きとしていました。そして、その話の中で語られる過去の世相や一般教養などを子供たちは学ぶのです。勉強嫌いの子供でも雑談になると目を輝かせ、こまかいことまで覚えているのです。子供とはそういうものなのです。


また、メリハリの利いた指導。普段のおもしろい感じから叱る時の怖さのギャップは絶妙でした。厳しく叱るということは、裏を返せば相手のことを真剣に考えているということでもあります。


また、S先生は生徒たちに大きな愛情をもっていたように思います。それが証拠に、定期的に勉強やスポーツで目立たない子供にもいいところを見つけてみんなの前で表彰する機会を作っていましたから。私の場合は、勉強やスポーツもそこそこできたのですが(汗)、よく作文が上手いと褒めてくださいました。


当時のS先生はまだ若手の部類であり、保護者からは特に人気があったわけでもなく、良い先生という評判も特になかったと思うのですが、今から考えてみてもめったにいないぐらい素晴らしい先生だったと思います。お元気にされているのでしょうか。その節は大変お世話になりました


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