論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

良い先生とは?⑤

前回に続き「良い先生の実力(生徒に学力をつけて合格させる力)とは何か」のお話です。前回にお話しした第一段階は学ぶ環境を整えてあげるということでした。


第二段階は、授業内容です
塾ではカリキュラムですべきことや宿題が決まっており、それに従って各先生が授業をすすめるわけですが、たんにカリキュラムに示されたテキストのページを教えればよいというわけではありません。


毎回の授業で何を生徒たちに伝えるのかを明確に意識して授業を行わなければいけません。例えば、今日は10この内容を生徒たちに教えるカリキュラムだったとしましょう。カリキュラムに従い10この内容を教えるわけですが、そこには強弱が必要になります。


なぜなら、均等に10この内容を淡々と教えたとするならば、おそらく生徒には1この内容も印象に残らないのではないでしょうか。


だから、10この内容を教えるのなら、その中で特に大切な2~3この内容を強調して教えるように授業を組み立てるべきだと思います。授業内容に強弱をつけるわけですね。


また、授業時間の使い方でも強弱は必要です
人間の集中力はせいぜい30分ぐらいだそうです。それをふまえて授業を組み立てねばなりません


国語の授業で1番思考力を使って頭が疲れる作業は長文読解でしょう。なので、長文読解の演習または解説の前か後に気分転換となる話を生徒に少ししてあげてはどうでしょうか。それも、できればその長文の内容に関連している興味深い話だとなお良いでしょう。勉強にもなりますからね。しっかり集中するにはリラックスも必要なのです。


授業時間内での緊張と緩和または集中とリラックスの強弱ですね。
この強弱が効いたメリハリのある授業を受けると生徒は授業時間を短く感じるみたいです
。集中すると時間はあっという間に過ぎますからね。手前みそですが、かつてわたしが集団授業を行っていた際に生徒がよく「先生の国語だけ授業時間がとても短く感じる」と言ってくれました。それだけ生徒が集中していたのだと思います。


このように、学力をつける第二段階は授業内容と授業時間の強弱です。こういった授業も先生の実力の内だと思います


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