論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

中学受験の準備は何年生から?②

今回は中学受験の準備を早く始めるメリットとデメリットについて考えたいと思います


まずは、メリットの方から書きます。小学校1~3年生から週に1~2回、塾などで中学受験に向けての勉強を始めたとしましょう。


この時期の勉強では、その教科の土台となる基本を学びます
例えば、国語なら漢字を覚えたり、言葉の意味を覚えたり、文章を読んで何が書かれているのかをつかんだりします。


また、一方では授業を受けて、ノートの取り方や質問のしかたを学んだり、あるいは宿題をするペースをつかんだり、テスト前に復習をして準備をすることを学んだりもします。もちろん低学年の子供さんなので保護者の手助けも必要になることでしょうが、こういった学習習慣を作ることが勉強の目的の半分を占めると思って下さい。


低学年のうちは学ぶ時間が少なく、したがって学習習慣を作りやすい環境です。また興味を持った教科には自発的にプラスアルファーの勉強もしやすいでしょう。


だから、上手くいけば高学年の学習内容や学習量に無理なく移行できるので、学習効果も高くなりやすいでしょう。難易度の高い学校を目標としているご家庭では早くから受験準備の勉強を始めるのもうなずけます。


しかし、早く始めればそれでいいのかというとそうではありません。注意しないといけないことがあるように思います。


例えばこんなケースです。保護者は子供に難易度の高い学校に進学してもらいたいために早くに受験準備の勉強をさせますが、子供は意欲がない場合です。子供は興味をもてずにいやいや勉強しており、なおかつ保護者が強制的に過剰な勉強をさせたとします。


すると、どうなるでしょうか?本人の性格にもよりますが、外向的な子は保護者に逆らって勉強しなくなるかもしれませんが、まだ幼い子供の多くは保護者にしかられないように上手に手を抜くことを覚えるでしょう。


形の上では勉強をしますが、頭の中ではしっかり考えていません。
たとえば、国語の文章題を解く場合、文章がおもしろくなければ文章をを読まずに読んだふりをして問題を解こうとします。当然わからないのでてきとうに答えを書きます。そして手を抜くのはクセになり、本人は手を抜いていることをばれないように隠します。うそをつく場合もあるでしょう。


こうなると勉強しても期待される効果は望むべくもありません子供の状態をしっかり見て勉強させましょう。過剰な期待で強制的に勉強させると変なクセがつく場合があります。子供が興味を持つように上手く誘導してあげるのがいいでしょう。無理はいけませんよ


【メリット】 余裕をもって高学年の勉強に移行できる ➡ 高い学力を得やすい
【デメリット】無理に勉強させると手をぬくクセを覚える ➡ 

       学費をかけ勉強をするわりに学力が身につかない


お手数ですがやる気スイッチお願いします★
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