記述力養成①
記述は内容と表記に分かれます。
内容とは、文章を読解し設問に応じて答えた内容のことです。
表記とは、解答する時の文の書き方のことですね。
中学受験を考えた場合、長い字数を要求される記述の内容の勉強は小学6年生からでも良いように思いますが、文法や語句などを学ぶ際に文を書いて記述の表記の勉強をするのは3、4年生ぐらいから始めるのが望ましいように思います。
6年生に記述指導をする際に感じることを書きます。はじめは、男子に比べて女子の方が表記面で優れていることが多いです。一般的に女子の方が文を書く機会が多い(友達と手紙の交換など?)からでしょうか。しかし、数多くの問題演習や添削を通して受験前には男子も素晴らしい表記で記述できるようになります。
表記を磨くには、たくさん数をこなすことが大切ですが、効果的に学習してもらうために6年生の場合は初めの指導でおかしな文を示して、どこがおかしいのかを考えてもらうことをします。間違いやすい表記パターンをを覚えてもらうのです。
例えば
〇主語 述語がねじれている 例)ぼくの好きな季節は、夏が好きだ。
➡夏だ。
〇言葉の重複 例)馬から落馬した。
➡(不要)
〇文末の不統一 例)~です。~ます。~だ。~です。
➡です。
〇同じ接続を続ける 例)~ので、~ので~。 でも、~。でも~。
➡ため ➡しかし
他にもありますが、6年生からの記述の勉強はこのように表記から入ると効率的だと思います。後は演習の数をこなし、間違い直しをしっかりやる(できれば第三者に添削してもらう)ことで、徐々に上達していきます。
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