大手進学塾の弱点②
前回の続きです。
大手進学塾で学び、苦手な分野を克服しようとして家庭で復習したり、個別でフォローを受けたりしても力が付きにくい分野があるという話でした。
答えから言うと、それは国語の長文読解という分野です。
あるジャンル(または全てのジャンル)の長文読解問題が苦手な場合、なかなか克服できません。特定の苦手分野と異なり、国語の読解問題で力をつけるにはどうすればいいのかがわからないのではないでしょうか?
読解力を構成する要素は「読み方」「語彙力」「話の背景を理解する一般教養」等がありますが、わたしの経験上、長文問題の苦手な者はほとんど「読み方」が分かっていないのです。
国語の力は「読む➝解く➝書く」の3つの力が中心ですが、基本でつまずいているわけですね。
たんに多くの文章題をこなせば「読み方」が理解できるわけではなく、様々な素材文を通して「読み方」を学ぶ質の高い学習をしないと、「読み方」は理解できないと思います。
しかし、大手進学塾でも「読み方」を適切に指導できる先生は、全体の1~2割程度だと感じます。なぜ少ないのかというと「読み方」の指導力を育成するのは難しい、または時間がかかると思われており、育成するのは「非効率的」だと考えられているからでしょう。
塾ではそれぞれの先生が同じサービスを提供することを理想としています。だから、新卒の先生でもベテランの先生でも、同じ内容の指導ができるように研修しますが、おおむね「解き方」の育成に偏っているように感じます。「読み方」の育成は難しく効率が悪いため、深くふみこんでなされていないのが現状です。
大手塾の指導でさえこのような状態なので、個別フォローの学生講師が「読み方」を指導できるとはとても考えられません。
長文読解の力をつけるためには「読み方」の指導できる家庭教師で対応するのが1番良いと思います。
学生の家庭教師と異なり経験豊富な家庭教師は値段が高いですが、効果を考えると結果的には安くつくのではないでしょうか。
お手数ですがやる気スイッチお願いします★
↓