論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~③

前回に続き、灘の合格をける受験生と合格者のダブルカウントのことについて具体的にお話ししたいと思います。ただ、今回の記事はネガティブな内容を含みますので、塾名はアルファベットで表記させて頂きます。


ずいぶん前からA塾の忍者クラスによるダブルカウントの問題と全国展開しているB塾の外人部隊による灘の実績稼ぎは多方面から話が伝わっていました。


まず、A塾の忍者クラスについて書きます。


灘等の特定の最難関校向けの模試を行い、他塾から受けに来た成績優秀者をその学校対策の特訓講座に誘導してA塾生の登録をしてもらうわけです。通常授業は受けずに数回特訓講座を受けただけでも、その生徒が受験で合格した場合にA塾生としてカウントするんですね。


A塾ではほとんど姿を見せない生徒だから忍者なのです‥。しかし、これって、もともと他塾の生徒ですよね。A塾の塾生登録をしているので問題はないのかもしれませんが、他塾が育てた優秀な生徒の実績を横取りしているように見えるのは私だけでしょうか?また、忍者クラス以外にもいろいろ実績稼ぎをしている話は聞きます。


ただ、現在は各塾がWEB授業を展開しているため、A塾以外の塾も模試などで他塾の優秀生に格安、もしくは無料で講座受講を誘い実績稼ぎを企てているところがあるのではと考えます


このような状況で、最近、合格実績速報を出すのが遅くなったCの動きは怪しく見えてしまいます。もし、痛くもない腹を探られているのであれば、以前のようにもっと早く合格実績速報を出すべきだと思います。


次に、B塾の外人部隊について書きます


関西圏以外の優秀生に灘や西大和(県外入試があり受けやすい)を受けてもらい自塾の実績を増やすわけです。関西以外の進学意思の無い生徒の実績もB塾のものとしては間違いではなく、また勲章や練習目的で受験することも別に悪いことではありません。


しかし、事情を知らない人がB塾の実績を見ると関西のB塾での実績だと思うことでしょう。合格者数を書く場合は、関西の合格者数とそれ以外の合格者数を分けるべきでしょう


年度によって異なるのでしょうが、灘の約半数の実績は外人部隊によるものだと聞いています。


同じように、関西に進出してきたDの灘と西大和の実績は、関西以外の受験生によるところが大きいと感じます。昨年の灘の実績は関西の教室展開から考えると不自然すぎました。D塾はまだ関西の生徒が少ないですが、今後生徒数が増加すると外人部隊による大攻勢が予想されます。なんといっても、D塾はB塾より豊富に優秀生を関西以外で抱えているわけですから。


このように、A、B、C、D塾のことを書いてきましたが、私が聞いている、または知っている範囲のことなので、私が知らないこともあるかもしれません。いずれにしても、個人情報保護法の関係で合格者の実名を出さなくなったことも、実績稼ぎをしやすい一因になっていると考えられます。


実績の数字には以上に挙げた内容が含まれていることを考えると、進学実績のみで塾選びをするのはあまり賢明ではないような気がします。最難関校志望であっても、進学実績は参考程度にして、通塾のしやすさや塾の雰囲気、志望校の対策授業があるかなど、総合して判断するのが賢明なのではないでしょうか


以上が、私の本音です。


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2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~②

今回からは塾別合格者数について、わたしの「本音」を語りたいと思います。


前回の塾別実績の表に各学校の定員数を載せていたのはお気づきだったでしょうか?その定員数に比べて各塾の合格者数が多いと思います。当然、統一日からずれて入試を行う学校もありますので、併願した学校で複数合格をもらい意中の学校以外をける受験生がいるため、定員数よりも合格者数の方が多くなります。


では、1番けられにくい学校はどこでしょうか?やはり、日本一の進学校である灘でしょう。「日本一」というと関東の方から開成や筑波大学附属駒場の方が上だという声が聞こえそうですが、東大理Ⅲや京大医学部医学科への実績を考えると灘が日本一の進学校と言ってもいいように個人的には思います。


さて、その灘の学校発表の合格者数242です。定員数が180なので、なんと62人も多く合格者がでているんですね。学校側はそれぐらいの数が進学辞退をすると考えているんでしょう。驚きです!


しかし、もっと驚くことがあります。前回の大手塾の灘合格者数を足すと250になってしまいます!学校発表の合格者数を超えています‥。さらに、表に載せていない関東の塾の早稲田アカデミーが24人、九州の塾の英進館が11人合格者を出しています。実際にはこれ以外にも個人塾や塾なしで合格された人がいる可能性も充分ありますので、242という数字とますますかけ離れることになります。


これらのことから何がわかるでしょうか?
1つは関西以外から灘を受けて合格し進学辞退している受験生が多くいるということです。そして、もう1つは塾の合格者数にはダブルカウントがあるということです。
ダブルカウントというのは別の塾で同じ生徒の合格を数える行為のことです。


この辺りのしくみを次回は具体的にお話したいと思います。


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2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~①

関西では2017年の中学受験も終了し、各大手塾が合格実績を発表しています。発表する速さが塾によって異なり、特に某塾が大変遅れて発表したため、この記事を書くのも予定より遅くなってしまいました。


合格実績は、塾にとっては大きな宣伝になります。特に最難関校の合格実績は塾の実力を示し、大手塾の序列に大きな影響を与えます。各塾は優秀な生徒に入塾してもらうためにも頑張って実績作りに励んでいるわけですね。


今回からは、数字から分かる感想を「建て前」とし、またその数字の意味を主観を交えて「本音」としてお話し、合格実績を見る上での参考にしてもらえればと思い記事を書こうと思います。


では、2017年度の関西 最難関校の大手塾の実績です。


      定員    浜  日能 希  馬渕 能開 成基 進学館 sapix 
     180     87  52  37  35   13   1     9   16
東大寺   176    101    61  41   104  43   8     9   11


洛南    240    115    42  48   37  21  44     7    5
西大和   220    178   100    74   135   129    3      12     70


甲陽    200     82   45  20  26     5      22     10
大阪星光  190     80   37      72   84   1     6    2


神戸女学院 135     60   38  17     18   2      11    6
四天王寺  245      107   62  48     77    77   3   11    1 
洛星    195      81  38      95   6  65    2     8


※四天王寺中学校の定員は文化・スポーツコース20名を含めていません。
 詳しい合格者数は各塾のHPをご参照ください。


浜学園は例年通り順調な実績です。日能研は現状維持、希学園は減少傾向にあるように感じます。馬渕教室は兵庫方面の実績が上向きです。能開は最難関上位校の実績は頭打ち状態ですが、星光の実績は塾別1番です。サピックスは昨年の灘27から考えると今年は減少していますが、まだ関西に進出して間がないので充分な実績だと思われます。


また、合格実績から各塾の地域性が現れているように思います。浜、日能研、進学館は兵庫発の塾です。浜は全体的に実績が良いですが、日能研と進学館は灘、甲陽、神戸女学院といった兵庫の学校で比較的強いように思います。


同じように、馬渕は大阪東部~京都発の塾で、成基は京都の塾、能開は大阪南部や和歌山など元々郊外に地盤を置く塾なので、清風南海や智辯学園和歌山で塾別1番になっています。


ただ、大手塾は現在、様々な地域に校舎を出しているので地域性は薄まりつつあるように感じます


以上が、合格者数といった数字から伺える感想になります。しかし、「建て前」だけで書きましたす。次回は、「本音」も交えてお話をしようと思います。


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