論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

雑談(昨今の教育現場②)

前回は社会の変化に伴う学校教育の凋落について考えを述べましたが、当然塾業界も社会の変化の影響を受けています。今回は昔と今の塾事情について述べたいと思います。


私が子供の頃(30~40年前)の塾業界ではスパルタ塾が大流行していました


例えば、塾のチラシで宿題を忘れた者にビンタをしたという先生の日誌を写真にして掲載したものがありました。
また、各教室に竹刀を常備しており、授業で生徒をたたくことで一日でボロボロになり、毎日新品の竹刀と取り換えていました。
さらに、授業中に注意されても私語をやめない生徒にビンタや腹をけるなどをし、結果鼓膜が破れるという事態になったできごとを目の前で見たこともあります。ちなみに、鼓膜が破れた彼は、翌日耳に綿を詰めて元気に塾に来ていました。


これらのことは、今ならクレームどころか社会問題に発展しかねませんよね。子供の心境としてはもちろん怖いのは嫌でした。しかし、体罰も含めた厳しい指導を当時の保護者は望んでいたのです。


なぜなら、言うことを聞かない子供でも、勉強しないととんでもないことになるという恐怖心を利用して勉強させることで成果が出ますから。また、「可愛い子には旅をさせよ」というわけで厳しい環境の方が子供のためになるという考えもあったのでしょう。


私は何も体罰を含めたスパルタ指導が良かったと言いたいのではありません。一歩間違えると行き過ぎた指導になる可能性が高いと思いますし、できれば子供の興味をひいて自発的に学習させるのが理想だと思いますから。


しかし、このスパルタ指導が支持された要因はしっかりと考える値打ちがあるのではないかと思うのです。


長くなりましたので、次回に続きます。


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