論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

読解力養成(物語文)のブログ記事

読解力養成(物語文)(ムラゴンブログ全体)
  • 読解力養成(物語文)⑥

    今回は、「文章の読み方」というよりは、物語文に出てくる様々な細部表現や暗示という特殊な技法について考えてみたいと思います。意外と分かっていない子供たちが多いように感じるので書くことにしました。 まず、よく使われる「 」かぎかっこからです。一般的には会話文や引用を表しますが、強調の意味もありますね。... 続きをみる

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  • 読解力養成(物語文)⑤

    今回は、物語の背景についてお話したいと思います。 背景とは、 物語の背後にある事情のことです。この背景も、物語文を読解をする上で大切な要素なんです。 例えば、こんな場面があったとしましょう。A君が誕生日に家に帰って来ると、真っ白なご飯が盛られた茶碗が置いてありました。さて、この時のA君はどんな気持... 続きをみる

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  • 読解力養成(物語文)④

    今回も前回に続き心情把握の話をしたいと思います。前回が心情把握の基本なので、今回は心情把握の応用としておきましょう。 前回は前のできごとと後の行動の因果関係を基本に考えるという話でした。その際、心情語、心情を表す行動・様子、情景を参考にするのだと書きましたね。この情景というのは間接表現なので、直接... 続きをみる

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  • 読解力養成(物語文)③

    今回は心情把握の基本について書いていきたいと思います。 一般的に心情を把握するには、直接表現の心情語(うれしい、悲しい、もどかしい等)を探したり、心情をを表す行動(スキップする、うなだれる等)から考えたり、同じく心情を表す様子(顔を真っ赤にする、にっこり笑う等)から考えたり、あるいは、情景などの間... 続きをみる

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  • 読解力養成(物語文)②

    前回は場面ごとのできごとをつかむ話でした。今回は回想場面の話から始めたいと思います。回想場面とは、登場人物が記憶している過去の場面のことです。この回想場面が、物語の途中に挿入されることがよくあります。 さて、物語文は、基本的に読み始めると前から後に行くにしたがって、時間が流れていくようになっていま... 続きをみる

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  • 読解力養成(物語文)①

    今回からは物語文の読み方についてお話していきたいと思います。物語文の読み方の基本は、場面ごとのできごとをつかみながら読むことです。 場面とは、ひとかたまりのの時間や場所のことです。ですから、朝の話が夜に変わったり、教室での話が校庭に変わったりすると場面が変わったと言います。つまり、時間や場所が変わ... 続きをみる

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