論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

共学校か男子校、女子校(別学校)か?②

前回、大学進学を考えた場合は、男子校、女子校といった別学が有利だというお話をしましたが、では大学進学実績の良い私立上位校はどうなっているのでしょうか?


具体的に関西で最難関と呼ばれる私立中学校で見ていきましょう。


兵庫】灘     ‥ 男子校         【奈良】東大寺学園 ‥ 男子校
    神戸女学院 ‥ 女子校             西大和学園 ‥ 共学校
    甲陽学院  ‥ 男子校


【大阪】大阪星光学院‥ 男子校         【京都】洛南    ‥ 共学校
    四天王寺  ‥ 女子校             洛星    ‥ 男子校


9校中7校が別学で、共学は西大和と洛南の2校しかありません。ちなみに、西大和と洛南も元は男子校で、西大和が2014年、洛南が2006年に女子の募集を始めたので、10年程前までは9校すべてが別学だったわけです。


以上のことを考えると、やはり大学進学を考える点では男女別学校が有利なんでしょう


しかし、ではなぜ大学進学実績にこだわる最難関校の西大和と洛南が共学化したのでしょうか?


それは将来を見据えて経営を安定させるためでしょう。少子化の影響で中学受験者数は年々減っており、際立った特徴のない中堅以下の私立中学校では定員割れを起こす事態になっています。


さすがに最難関と呼ばれる学校ではそのような事態になることはすぐには考えにくいですが、大学進学実績を維持させるために優秀な生徒を将来にわたって確保していくための改革だったのではないでしょうか。最難関9校は伝統校が多く、その中では西大和と洛南は新興勢力なので、優秀な生徒が確保できなくなる前に改革に踏み切ったように思います


また、共学化でレベルが低下しないように西大和も洛南も女子は30~40名の1クラスの募集から始めたため、男子より難関になっています。


洛南の共学化を見ていると、関西女子の最優秀生を確保する点においては成功しましたが、大学進学実績においては少し陰りが見え出しているように感じます。優秀生の確保と進学実績の維持は共学という環境を考えると難しいのかもしれませんが、もう少し様子を見たいと思います


ただ、西大和と洛南の共学化で神戸女学院と四天王寺に与えた影響は大きいでしょう。四天王寺は医志コースという上位コースを新設して対抗していますが、偏差値から考えると人気は洛南➝西大和➝四天王寺(医志)➝神戸女学院➝四天王寺(英数Ⅱ)になっています。かつての関西女子トップの神戸女学院が4番手になっていますね。大きな変動です。


現状、人気は共学校有利ですが、今後どうなるのかわかりません。神戸女学院は大学進学実績非公開のため〈洛南、西大和VS四天王寺〉の大学進学実績の動向が注目されるところです。


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共学校か男子校、女子校(別学校)か?①

私立中学校には共学と男子校、女子校の別学があります。志望校を決める上で気になる点でもあるでしょう。


最近は、共学校の人気が高く2000年頃から全国的に大学付属中学校の共学化が始まりました。関西でもその頃に同志社香里中学校や関西第一中学校が男子校から共学校に変わりました。


そして、今年の2017年度入試では大阪の難関中学校である高槻中学校で女子の募集が始まり、男子校から共学校に変わっています。


共学校が多くなってきている中、共学と男女別学のメリットを考えてみましょう


共学のメリット‥異性と共に学ぶので異性がいる環境に慣れる


社会に出ると同性だけでなく、異性もいる環境で働くことが普通なので、共学校で異性とともに過ごした者は、違和感なく社会に入っていけるでしょう。


男女別学のメリット‥異性がいないので勉強に集中できる


思春期には異性の目を気にすることは勉強の邪魔になるので、異性がいない環境でのびのび勉強した方が学力は向上しやすいでしょう。また、男子校、女子校は伝統校がほとんどで、男女の特徴に合わせた指導を行っている場合もあるでしょう。


一般的に学習面で男子は必要に応じて集中的に勉強するタイプが多く、また理系分野を得意とする者が多いですね。反対に女子はまんべんなくこつこつ勉強するタイプが多く、また、文系が得意な者が多いですよね。一般論ですが。


大学進学実績を重視している進学校はそういった男女の特徴を考慮して指導しているのではないでしょうか。


このように異性に自然に接せられるように成長するには共学だが、大学進学を重視した場合は、男女別学の方が良いように思います


次回は、もう少し踏み込んでお話をしたいと思います。


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雑談(中学受験をする意味②)

前回に続き、中学受験で得られるものの2つ目である受験勉強を通じて身に着けた学力の話をします。


もし、受験をしなければ受験勉強もせず、そこで得られる学力も得られないわけですね。受験科目は算、国の2科目の場合と算、国、理の3科目の場合、算、国、理、社の4科目の場合があり勉強する科目数も違うのですが、国語は共通しています。


国語という科目について考えると、中学から古文、漢文が加わりますし、英語という科目も新しく加わるので時間的な余裕から考えると、現代文(論説系、小説、随筆)の読解力の大部分は、小学校時代に培われるべきだと考えます


また、国語の文章を読み取る力や考えを書いて表現する力は他の科目にも影響すると思いますし、特に英語には後々大きく影響することを経験で知っています


それらのことを考えると中学受験の準備で国語をしっかりと勉強する意味は、とても大きいことだと思います。


さて、中学受験で得られるものの3つ目である準備をして受験したという経験の話にうつります。


大きな目標に向かってコツコツやるべきことをこなし、少しずつ目標に近づいていくという経験は、人が生きていくうえでよくすることであり、また大切なことです


他のしたいことをがまんしなければならない場合もあり、また楽しいばかりでなくつらい時もあるでしょう。しかし、それでも目標にむかって歩み続けるわけですね。


受験の終わった生徒の顔は、少したくましく大人びて見えるものです。結果はどうであれ最後まで歩み続けた者は、精神的に成長するのだと思います。


受験で得られる3つのものについて書いてきました。1つ目の進学の権利は合格しないと得られませんが、2つ目の学力と3つ目の経験はたとえ不合格だったとしても得られますね


このことをわたしは受験を終えた人たちに伝えたいと思います。


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