論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

雑談(懐かしの生徒たち③)

今回は幼い系のやんちゃな6年生男子生徒Oくんについて書きたいと思います。


彼は最上位クラスに在籍していましたが、クラス内での成績はかなり下のほうでした。見た目は林家こぶ平(今は9代目林家正藏)に似た可愛らしい男の子でしたが、やんちゃな男子生徒が多いクラスの中でも特にやんちゃでした。


わたしが担当した当初、授業中に反抗的なことを言うので注意すると大声を出して猛抗議します。わたしも大声を出してしかると机の下にもぐって抗議を続けます。クラスの生徒は大爆笑していますが、しつけをしている時期でもあり、こんな悪ふざけを許すわけにはいかないので彼を机の下から引きずり出し廊下に連れ出し説教すると彼は泣きわめきました。


わたしとOくんのやり取りを見て最初面白がって見ていたクラスの生徒たちも、教室から引きずりだされて説教をされて泣くOくんの姿を見て水を打ったように静まり返ったのを覚えています。


このようなOくんの子供らしいわがままがたまに爆発するので、その度にわたしにしかられ泣いていたように思います。当時のOくんの口癖は「どうせ、俺が悪いんやろぅ~」でした


そのうち気づくとわたしは妙にOくんになつかれ、いつもわたしにまとわりつくようになっていったのです


さて、いよいよ受験シーズンになりました。Oくんの第1志望は難関男子校だったのですが、実力的には厳しかったので前受験(練習)で他県の難関校を先に受けて、その合否を見て不合格なら第2志望の大学付属校を受けることにしていたのです。


そして、Oくんは前受験で不合格になりました。精神的にもろいところもあり本番の受験をしたくないと言い出しましたが、わたしも保護者とともに説得し第2志望の大学付属校を受験して合格し、進学したのです


それから数年後、わたしが仕事中に校舎を移動するため電車に乗って座席に座っていた時のことです。向かいの座席に座っているごつい体格の青年がわたしの方を見ながらニヤニヤしているのです。「うわぁ~なんか変な人がいるなぁ。絶対にむこうを見たらあかんわぁ‥」と内心思っていました。


わたしが電車を降りてホームに出るとその青年もホームに出て近づいて来るではありませんか!「な、なんやねん‥」と思いながら青年のほうを見ると「先生、ひさしぶりやなぁ~」と野太い声がするのでした。よく青年の顔を見てみるとOくんの面影があります。Oくんとの再会でした。


彼は大学付属校なので部活動に専念し高校でレスリングをしているとのことでした。電車内で早くにわたしに気づいていたようなのに、なぜすぐ声をかけなかったのか尋ねると「先生がいつ気づくか見ててん。でも、気づかず仕方ないからこっちから声をかけてん」とのこと。おかげで少し怖い思いをしたよ、Oくん(笑)


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受験生への伝言②


今年も残すところあとわずかになりました。各塾の冬期講習もそろそろ始まります。関西では年が明けると2週間後に統一入試が始まり、志望校の受験が迫っています。


一方、世間ではクリスマスやお正月といった恒例の行事でにぎやかになりますが、受験生のみなさんはひたる訳にはいきませんね。


クリスマスケーキを食べたり、初詣に参拝したりしてもいいと思いますが、それは気分転換程度であって毎日こなすべき学習を確実にこなすことが大切です。受験生にとってクリスマスもお正月も受験が終わってからやってくると思いましょう。


みなさんは、オリンピックや世界大会に出場するアスリートと同じなのです。アスリートは長い準備期間を経て大会に臨むのですが、大会に出た時に、自分のコンディションを心身ともに最高の状態にもっていけるように調整しますよね


それと同じで、少しでも有利に受験をするために学力を養成して受験に臨みます。しかし、受験1~2週間前になるとオーバーワークにならないようにした方が良いでしょう。
心身共に疲れを残して本番を迎えないほうが良いと思うからです


だからと言って、正月気分にひたってしまうとせっかくみがいてきたみなさんの学力がにぶってしまう恐れがあるので厳禁です。暗記物は毎日学習しなくてもいいですが、毎日した方がよい学習もあります


例えば、国語の場合は、やはり文章を読むことです。文章を読むスピードや内容をつかむ技術をにぶらさないために、5分で良いので毎日文章を読む機会を作るべきです。


あと、もう1つみなさんに伝えたいことがあります。それは、完ぺきな準備ができる受験生はあまりいないということです。ほとんどの受験生はもっと準備をする時間が欲しいと思いながら受験を迎えます


だから、自分にとっての学習の優先順位を決め、できる範囲で自分の学力を高めるようにしていかないといけません。


直前のオーバーワークは良くないですが、自分の優先する学習をできる範囲で確実にこなしていくことが大切です。最後までしっかり頑張ってください


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雑談(懐かしの生徒たち②)

今回は初めて6年生のクラス担任をした時の生徒について書きたいと思います。このクラスはいろいろ問題のある生徒が多く、また保護者もうるさがたが多かったので大変苦労しましたが、今となってはとても勉強になったと感じます。


さて、そのクラスにYさんという生徒がいました。


背がすらっと高く顔もハーフタレントのような綺麗な女の子でした。しかし、反抗期真っ盛りでもともと気が強いせいもあり、気に入らない他の生徒を陰でイジメていたのです


それも、2人いる子分(女生徒)に命令して、ターゲットの生徒に容姿をバカにする内容を書いた紙きれを渡したり、本人に聞こえるか聞こえないかの小声で悪口を言う等をさせていたのです。


イジメられている生徒の様子が変なので、コッソリ呼んで話を聞くと嫌がらせをされたことを涙ながらに告白し、紙切れも見せてくれたので今後何かあればすぐにわたしに言うように話をしました。嫌がらせをしている2人の背後にYさんがいるように感じましたが証拠がありません。


仕方がないので、直接嫌がらせをした2人を呼び出し説教をしました。Yさんのことを聞いても2人とも今回のことは自分たちが考えてやったととぼけていました。2人の保護者にはすぐに電話し、説教した事情を本人たちが家に帰る前に話しておきました。


わたしはYさんがこのままおとなしくしているとは考えていなかったのですが、しっぽを出すのを待っていたのです。まるで、刑事ドラマみたいですが(笑)


そのうち、Yさんの子分の2人がわたしに叱られて家に電話されるのが嫌でYさんの命令を聞かなくなり、Yさんが直接ターゲットの生徒に嫌がらせをしたので、個別にYさんを呼び出し声を荒げて説教をしました。Yさんはおそらく女の子に対してそんなにきつく叱るとは思っていなかったのでしょう。驚いて、顔を真っ赤にしていました。しかし、泣きません。さすが女ボスです。目に涙をためてふくれていました。


これでクラス内のイジメ問題は解決したのですが、Yさんは私の授業中はいつも面白くなさそうにしていたと思います。その後、Yさんは元々賢かったので校内テストの成績で1つ上のクラスに移っていきました


その後、一般入試が始まる1か月前にYさんは推薦入試に合格し、彼女の受験はみんなより早く終了しました。そして保護者とともにクラス担任のところにお礼を言いに来ていました。Yさんはクラス担任には何も言わずにわたしの前にきて「‥お世話になりました」とボソッと言ってお辞儀をしました。言葉は小さかったですが、かつての挑戦的な眼差しではなく年相応の子供らしい眼差しをしていました。周りの保護者や他の先生は不思議そうに見ていました。


わたしに叱られて自分が悪かったことに気づきながらもずっと素直になれなかったんでしょう。根は悪い子ではなかったのだと思います。わたしは心の底から「おめでとう」と言ってあげました


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