論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

国語が得意な子供たち⑤

前回まで「読書」によって得意になることと、「学習」によって得意になる方法を書いてきました。今回は、心理面のことを書きたいと思います。上手くなるための心理とは興味を持つことから始まります。好きこそものの上手なれですね。では、どうすれば興味をもつようになるのでしょうか?今日は集団授業の観点からお話ししたいと思います。


集団授業の良さは競い合うライバルがいることです。得意な子供たちは先生の発問に対して一生懸命考えて行動することでライバルに勝とうとし、結果として学力が向上していきます。得意な科目の授業なら自然とこのように積極的に行動します。


一方、苦手な子供たちはなかなか積極的にはなれません。前向きな姿勢で取り組むと徐々に上達していくのですがなかなか難しい場合もあります。しかし、なにか小さなこがきっかけで前向きに取り組めるようになることがあります。だから、先生はそのきっかけを探し、みんなの前でそれを誉めてあげ、本人にスポットライトを浴びせてあげるのです。


例えば、「感情をこめて音読ができる」「字がきれい」「小テスト(漢字テスト)でいつもより良い点がとれた」「先生の発問に手を挙げて答えた」などです。特に、後半の二つは頑張ればできることなので、誰しもチャンスがあるでしょう。先生はその頑張りをすかさず認めてあげてください。いつも同じメンバーばかりがヒーローにならないように気を配っていると、そのうちクラスに連帯感が出て、みんなで頑張ろうというポジティブな集団になっていくものです。もちろん、メリハリの効いた興味を持てる授業を行うことも大切ですが。 


余談ですが、習字を習っていた「とても字がきれいな子」は不思議と国語が得意です。私たちが子供のころの一般的な習い事は習字とそろばんでしたが、よくできているものですね。そろばんでは計算が速くなり、算数の基礎が養われます。習字とそろばんは主要科目の基礎力を養っていたんですね~。


良ろしければポチッと押して下さい。
  ↓
 

国語が得意な子供たち④

 今回は、家で問題集を解いたり、テストを受けたり、塾などで授業を受けたりした後、どうしているのかを考えます。学習した後どうするかで結構差がつきます。学習したらそれで終わり、やったらやりっぱなし状態は、質の低い学習状態と言えます。質を高めるにはどうすればよいのか?もちろん間違ったところをやり直すのですが、適切なやり直しをできているのかどうかを考えてみましょう。


やり直しの方法は、解き直し考え直しの二通りに分かれます。解き直しというのは、間違った問題をもう一度解いて答え合わせをするやりかたです。考え直しというのは、正解を書き、その横に正解の理由(なぜそんな答えになるのかを考えて、納得した根拠のこと)を書くやりかたです。


つまり、解き直しはお手軽なやり直しの方法で、ふつうはこれで良いかと思います。


しかし、国語の力を多少時間をかけてでもつけたいんだとお考えの方は、考え直しを試しててみてはどうでしょう。考え直しで読解問題のやり直しをする場合、本人の間違いが文章内容を把握できなかったのか、設問で聞かれたことにうまく答えられなかったのか、あるいは設問の読み間違え(ケアレスミス)なのかという分析から始まります。その上で納得できるように正解の理由を考えるのですが、自分の間違いの分析から入るので、自分がどんな間違いをよくしているのかが分かります。


例えば、文章内容を把握できないことが原因で間違いが多いなら、そのジャンルの文章の読む力を上げる努力をすることが望ましいでしょう。以前書いた、音読や要約など(学年やレベルによる)ですね。また、意外と設問の読み間違え(ケアレスミス)が原因の場合も多いので、その場合は設問の条件部分に線をひいたり、問題を全て解いた後に見直しをしたりすることで間違い防止の対策になります。


このように考え直しは、弱点対策まで考えられるので力はつくのですが、難問だった場合、納得がいく正解の理由を考えるのに苦労するので、本人にとって難しいレベルの問題は見送るか、あっさりするかにした方が良いと思います。


最後に、文章題の問題は思考系の問題以外に漢字や語句、文法といった暗記系の問題もありますが、暗記系の問題のやり直しは正解の理由はいりませんよ(笑)何回か書くなどして覚えましょう。


良ろしければポチッと押して下さい。
  ↓
 

国語が得意な子供たち③

前回は、学習することで国語が得意になるパターンの具体的方法として、①「語彙」対策の「辞書をひく習慣」と「音読」について書きました。今回は、その続きで②「考えて文章を読む」対策について書いていきたいと思います。ちなみに、③「精神年齢の低さ」対策は特に必要ありません。まじめに学習したり疑問に思ったことを質問したりしていれば、時間とともに自然に解消するでしょう。


さて、私は、国語が得意になるかどうかの1番のかなめは②「考えて文章を読む」姿勢だと考えます。この姿勢を作るためにどうしたらよいのか?2つの方法を書きたいと思います。


1つ目は、読んだ文章の内容を子供たちに聞くことです。


国語のの指導者の場合、文章内容の要所要所を生徒に発問して、文章内容を簡単に板書してあげると分かりやすいでしょう。また、文章の読み方も日頃教えるべきですが、この内容は別の機会にします。


保護者の場合も、子供さんに文章内容を聞いてみてください。そして、本人が内容を話すのをがまんして聞いてあげてください。「どんな話なのか簡単に教えて?」と聞いても慣れないうちはほとんど読んでいるのと同じぐらいに細かいことを答える場合もあるでしょう。読解力がある者ほど短く答えるものなんですが…。しかし、がまんですよ。「次からは今日の半分ぐらいに短くしてよ」等と言って少しずつ調整してください。本人に文章内容を考えさせることで目的の半分は達成されています


なぜなら、仮に読み間違っていたとしても、文章内容を考えて読む姿勢を作っていけるからです。ただ、難易度の関係でご家庭での練習は小学校3、4年ぐらいまでが適しているのではないかと思われます。


2つ目は、小学校5年生以上が対象なのですが読んだ文章の要約です。


要約と言っても200~300字で文章にして書くのは時間がかかって大変なので、大切な部分を簡単に箇条書きで、文ではなく言葉として書いていくという30分以内でできるもので結構です。国語の指導者に日頃、文章の読み方(文章要約)の見本を見せてもらっていると比較的簡単にできるのですが、そうでないと最初のうちは苦労するかもしれません。


良ろしければポチッと押して下さい。
  ↓