論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

読解力養成(韻文)②

の続きです。詩とは、筆者が感動したことを短い言葉で表現したものです。


例えば、とてもおいしいジュースを飲んで感動した時、あなたはどんな感想を言うでしょうか?


「まったりとして濃厚な味わいながらも、とてもさわやかで清涼感があり、鼻からぬける風味も格別で、極上の逸品だ」とグルメレポーターが言うような感想は言わないでしょう。


おそらく、「美味い!」と短い言葉を言うのではないでしょうか。感動を表現する時は短くなるのです。


また、感動していることを表現するために表現技法を使うことが多くあります


例えば、「とてもとても美味い!」‥反復法や、「美味い、このジュースは!」‥倒置法や、「高級料亭で出されるような味だ!」‥比喩などです。表現技法は、詩の読解でとても大切であり、また散文でもよく使われるのでこの機会にしっかりと学習して下さい。


では、詩の問題演習の取り組み方を簡単に書きます。  


「ゆっくり2回読む」➡「詩の情景を想像する」➡「筆者が何に感動しているのかを考える(表現技法も手がかり)」➡「主題(筆者が何を伝えたいのか)を考える」


文章読解では、たくさんある情報から大切な情報を選び出すことをしますが、詩などの韻文の読解は、少ない情報から何を伝えようとしているのかを想像するので、逆方向の作業になります。だから、上のような取り組み方になります。


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読解力養成(韻文)①

今回は韻文です。韻文とは詩、短歌、俳句のことですね。


まず、についてなんですが、昔に比べて入試での詩の出題が間違いなく減っています。原因は著作権にあります


作品の著作権を守るために協会があるのですが、以前協会に加入している複数の著者が、無断で作品を教材に使われたということで、某大手塾を訴えたことがありました。


それ以後、塾の教材や市販の問題集、入試問題を掲載する赤本からは、一部許可を頂いた著者を除き、協会に参加している著者の作品を扱わなくなったのです。


入試問題を作る学校側は、営利目的から作品を使用して問題を作るわけではないため、著作権をそれほど気にしなくても良いのですが、問題を販売する民間企業は著作権を考えるため、協会に参加している著者の作品を素材にした問題を無断で扱えないのです。


特に有名な詩人さんは大半が協会に参加しているので詩を扱うのが難しくなりました。


このような流れから学校側も受験生の不便も考慮し、著作権を慎重に考え、結果として詩の出題が減ったものと思われます。


しかし、出題が減ったと言っても出題されないわけではないので、詩の勉強はしないといけませんよね‥‥。今回、気が付くと著作権のことを長く書きすぎました(汗)詩は1回の記事でサラッと終了するつもりでしたが‥‥まだ詩を続けます。


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読解力養成(随筆)

散文(普通の文章)の読み方は、説明文と物語文読解が基本になるので、随筆の読み方では2点だけお話しようと思います。


さて、随筆とはどんな文章なんでしょうか?


筆者が見たり聞いたりして体験した事実から、感想となる気持ちや意見を自由に書いた文章です。簡単にイメージしてもらうと、小学校で遠足に行った後に書かされる作文ですね。


つまり、「体験(事実)⇒感想(気持ち、意見)」という図式になります。


ここで、物語文と比べてみましょう。明らかに違う点が2つあります。


1つは、物語文は作り話であり、随筆は事実だということです。横文字で言うとフィクションとノンフィクションの違いですね。


もう1つは、随筆には筆者の感想が書かれているということです。ある体験に対して筆者自身がどう感じているのかを書いている訳ですから感想は大切ですね。


したがって、随筆では「体験(事実)」と「感想(気持ち、意見)」を読み分けることが基本になります

ところで、同じ随筆でも、物語文のようなものと説明文のようなものがありますよね。
あれは、「感想」の部分が「気持ち」中心なら物語文に近くなり、「感想」の部分が「意見」中心なら説明文に近くなるためです。


したがって、物語文のような随筆は自然と物語文の読み方になり、説明文のような随筆はしぜんと説明文の読み方になります


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