2017 関西 塾別合格者数(最難関)~本音と建て前~①
関西では2017年の中学受験も終了し、各大手塾が合格実績を発表しています。発表する速さが塾によって異なり、特に某塾が大変遅れて発表したため、この記事を書くのも予定より遅くなってしまいました。
合格実績は、塾にとっては大きな宣伝になります。特に最難関校の合格実績は塾の実力を示し、大手塾の序列に大きな影響を与えます。各塾は優秀な生徒に入塾してもらうためにも頑張って実績作りに励んでいるわけですね。
今回からは、数字から分かる感想を「建て前」とし、またその数字の意味を主観を交えて「本音」としてお話し、合格実績を見る上での参考にしてもらえればと思い記事を書こうと思います。
では、2017年度の関西 最難関校の大手塾の実績です。
定員 浜 日能 希 馬渕 能開 成基 進学館 sapix
灘 180 87 52 37 35 13 1 9 16
東大寺 176 101 61 41 104 43 8 9 11
洛南 240 115 42 48 37 21 44 7 5
西大和 220 178 100 74 135 129 3 12 70
甲陽 200 82 45 20 26 5 22 10
大阪星光 190 80 37 72 84 1 6 2
神戸女学院 135 60 38 17 18 2 11 6
四天王寺 245 107 62 48 77 77 3 11 1
洛星 195 81 38 95 6 65 2 8
※四天王寺中学校の定員は文化・スポーツコース20名を含めていません。
詳しい合格者数は各塾のHPをご参照ください。
浜学園は例年通り順調な実績です。日能研は現状維持、希学園は減少傾向にあるように感じます。馬渕教室は兵庫方面の実績が上向きです。能開は最難関上位校の実績は頭打ち状態ですが、星光の実績は塾別1番です。サピックスは昨年の灘27から考えると今年は減少していますが、まだ関西に進出して間がないので充分な実績だと思われます。
また、合格実績から各塾の地域性が現れているように思います。浜、日能研、進学館は兵庫発の塾です。浜は全体的に実績が良いですが、日能研と進学館は灘、甲陽、神戸女学院といった兵庫の学校で比較的強いように思います。
同じように、馬渕は大阪東部~京都発の塾で、成基は京都の塾、能開は大阪南部や和歌山など元々郊外に地盤を置く塾なので、清風南海や智辯学園和歌山で塾別1番になっています。
ただ、大手塾は現在、様々な地域に校舎を出しているので地域性は薄まりつつあるように感じます。
以上が、合格者数といった数字から伺える感想になります。しかし、「建て前」だけで書きましたす。次回は、「本音」も交えてお話をしようと思います。
お手数ですがやる気スイッチお願いします★
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