論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

読解力養成(物語文)②

前回は場面ごとのできごとをつかむ話でした。今回は回想場面の話から始めたいと思います。回想場面とは、登場人物が記憶している過去の場面のことです。この回想場面が、物語の途中に挿入されることがよくあります。


さて、物語文は、基本的に読み始めると前から後に行くにしたがって、時間が流れていくようになっています。そして、場面ごとのできごとには多くの場合、因果関係が見られます。因果関係とは原因と結果の関係ですね。


つまり、前で起こったできごとが原因になり、後で起こるできごとが結果になるわけです。このつながりを理解して読むことが論理的な読解なのです


この因果関係を考えた場合、冒頭でご紹介した回想場面が非常に重要な役割を果たすのです。物語文には初めに結果のできごとからはじまり、後でその原因となるできごとを回想場面で挿入する技法があります


読者の立場に立つと、はじめのできごとの意味が分からないが、読んでいくと回想場面に出くわし、はじめになぜあんなことをしていたのか、その理由が分かるという仕組みです。


例えば、A君がとても緊張してトイレに何度も行く場面から始まるとします。その後、回想場面で、ある理由から年上の番長と決闘することになったいきさつがしめされ、その後、A君が決闘場所に向かう場面などになります。


上の例では、「現在→過去→現在」という時間の流れになっていますが、現実の場面と回想場面はしっかり読み分けないといけません


説明文の読解で印をつけることを書きましたが、物語文でも印をつけて読むことをお勧めします。場面が変わったら|(線‥‥文章の上のほうに少し引く程度)、回想場面は「」でくくるといいでしょう。また、登場人物がはじめて出てきた時に〇で囲んで読むようにすると、大勢登場人物がでてきてもややこしくなりにくいのでお勧めです。


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