論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

学校のレベル(偏差値)は変動する②

かつて大阪でナンバーワンだった女子校のプール学院の難易度が大きく変化した原因を考えていきたいと思います。


理由は大まかに言うと2つあると思います。
まず、社会情勢の変化が挙げられます。


昔は女子の4年生大学への進学希望者が今ほど高くありませんでした。高校から就職したり、短大や専門学校から就職するのが主流でした。プール学院では早くから短大を併設しており、この短大が大変就職率が高く評判が良かったのです。


4年生の難関大学を希望する者もいたでしょうが、それが無理でも併設されている短大に進学できるわけですから当時はそれも魅力の1つだったと思います。


しかし、女子の4年生大学への進学希望が高まるにつれ、併設された短大の魅力が次第になくなっていったものと思われます。


次に、原因の2つ目は周りの変化に対応しなかったことが挙げられると思います。


プール学院では中高一貫校の最大のメリットである先取り学習(中学生のうちに高校分野の学習に入ること)を高校から入学する生徒に配慮して、比較的最近まで行っていませんでした。


保護者の視点で考えると、中学受験をする価値があまりないように感じたのではないでしょうか。


一方、他の学校では、先取り学習はもとより、四天王寺が英数コースを新設し、当時では珍しいコース制を導入することで優秀な生徒の確保に動き出していました。また、前回の記事でも書いたのですが最近では大阪大谷が医進コースという特定の学科に進学するコースを設けたり、帝塚山学院が有名大学と提携して関学コースを設けたりしています。


学校といえど私立は民間企業なので、それぞれ生き残りをかけて努力しているんですね。プール学院の場合は伝統ある名門校だったので、改革することのデメリットを心配して改革しなかったのかもしれませんが、先取り学習をする一貫コースはもっと早く設置するべきだったのではないでしょうか。


わたしは、プール学院に伺える「清く、正しく、美しく」といった古き良き女子校のイメージを好ましく思うので、中学受験の現状を考えるとノスタルジックな気持ちになってしまいます。今後は奮起して名門復活を期待したいところです。


今回のプール学院のようなことは他でも多く見られるでしょう。学校のレベルは変動するのです。学校経営者だけでなく受験生の保護者も5年先、10年先を見据えることでよりよい志望校選択ができるのではないでしょうか。


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