論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

読解力養成(韻文)②

の続きです。詩とは、筆者が感動したことを短い言葉で表現したものです。


例えば、とてもおいしいジュースを飲んで感動した時、あなたはどんな感想を言うでしょうか?


「まったりとして濃厚な味わいながらも、とてもさわやかで清涼感があり、鼻からぬける風味も格別で、極上の逸品だ」とグルメレポーターが言うような感想は言わないでしょう。


おそらく、「美味い!」と短い言葉を言うのではないでしょうか。感動を表現する時は短くなるのです。


また、感動していることを表現するために表現技法を使うことが多くあります


例えば、「とてもとても美味い!」‥反復法や、「美味い、このジュースは!」‥倒置法や、「高級料亭で出されるような味だ!」‥比喩などです。表現技法は、詩の読解でとても大切であり、また散文でもよく使われるのでこの機会にしっかりと学習して下さい。


では、詩の問題演習の取り組み方を簡単に書きます。  


「ゆっくり2回読む」➡「詩の情景を想像する」➡「筆者が何に感動しているのかを考える(表現技法も手がかり)」➡「主題(筆者が何を伝えたいのか)を考える」


文章読解では、たくさんある情報から大切な情報を選び出すことをしますが、詩などの韻文の読解は、少ない情報から何を伝えようとしているのかを想像するので、逆方向の作業になります。だから、上のような取り組み方になります。


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