文法①~③で品詞の識別について記事にしてきましたが、今回は助詞、助動詞でよく出る、用法が複数ある言葉の識別について書きたいと思います。
助詞の数は細かく分けると50近くあります、しかし、用法の違いの識別はなんとなくできるものが多いので、一番よく出題される「の」をしっかり学習しておけばいいのではないかと思います。
一方助動詞は数が13と少ないのですが、識別しにくいものもあるのでできれば全て、あるいは半分ぐらいを目安に学習してもらえたらと思います。当ブログでは助動詞で最頻出の「れる、られる」と「ない」をあつかいたいと思います。この2つは必ず覚えておいた方がいいです。それぐらいよく出題されますからね。
今回は助詞「の」について書きます。まず主な「用法」を見てみましょう。
①主語を表す 例)ぼくの 書いた 作文
➡がに置き換えOK
②下の名詞を修飾する(連体修飾語)例)山の 木 ‥前の名詞が後の名詞を修飾する
③体言の代用 例)それは ぼくのだ
➡こと、ものに置き換えOK
④並列 例)行くの 行かないの
では問題をしてみましょう
(問)次のア、イ、ウは上の①~④のどの用法ですか。
ぼくの(ア)言いたいの(イ)は、ペンの(ウ)色がおかしいということだ。
(答)アは「が」に置き換えられるので主語で①。イは「こと」に置き換えられるので体言の代用で③。ウは前のペンと後の色をつなぐ働きをしているので連体修飾語で②になります。
どうでしたか?上記の①~③は特によく識別に出されます。
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