国語という教科の価値②
前回、国語の重要性は、中学受験では4教科中2番目だが、高校受験になると5教科中5番目に意識されるようになるという話をしました。
今回は国語が他教科に与える影響を考えてみたいと思います。
中学受験で考えると、国語で学ぶ読解力や記述力が他の教科に影響を与えています。
例えば、算数の文章題で何を問われているのかを読み取るのは国語の読解力です。算数では様々な技法から問題を解く技法を選択し答えに導くわけですが、それ以前に何を問われているのかがわからず、または誤解してつまずく生徒が多いと算数の先生から聞いたことがあります。
また、理科や社会では自分の考えを述べる記述問題がありますが、そこでは国語の記述力が関係してきますね。
高校受験の場合も同様に長めの問題文を読んだり、長めの記述を要求されたりする場合は、国語の読解力、記述力が影響しています。さらに、新しく加わる英語は、同じ語学ということで国語と関係の深い教科だと言えます。
難関私立中学校の先生から聞いた話なんですが、小学校時代に漢字をしっかり覚えてきた子供は、中学で英単語を覚えやすい傾向があるそうです。発音が大切かどうかという違いがありますが、つづりを書いて覚えるという点では共通していますから。
また、英語を日本語に訳す際、日本語の部分は国語なので記述力や語彙力によって適切な訳が書けるかどうかが決まります。
このように、国語は他の教科に影響を与える重要な科目なのです。
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