論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

雑談(懐かしの生徒たち①)

わたしは、20年ほど進学塾で働いておりました。その時に教えた生徒数は2000人以上になりますが、その中で印象に残った生徒さんを振り返りたいと思います。


明るい子や素直な子、ニコニコして授業を見てくれた子、活発に授業に参加してくれた子、まだあどけなく可愛らしい3年生の子など様々な生徒たちを思い出しますが、印象に残っている生徒と言えばいろんな意味で手がかかった受験生である6年生の生徒です


今回はやんちゃだった6年生のKくについて書きたいと思います


彼は4年生の時に入塾して来た私立小学校に通う男の子でした。入塾したての頃、保護者は彼が塾の周りの子に迷惑をかけていないか心配していましたが、彼が周りにちょっかいをかけるそぶりをみせると、すぐさまわたしが注意するのでおとなしくしていました。


彼が5年生の1年間、わたしは他校舎に転勤していたのですが、1年ぶりに彼がいる校舎に戻ってくると学年一やんちゃな手のつけられない生徒になっていました。


わたしが担任する6年生のクラスに彼は在籍していたので、当初から目を光らせていました。塾に来てガムをかんだり、菓子を食べたりしているのを見つけて厳しく叱ったり、授業中の私語や他の塾生へのちょっかいをはげしく叱りました。宿題もあまりしないのでここでも強く注意します。


彼のようなやんちゃな子は少々きつく叱られてもへっちゃらなんですが、周りのまじめな生徒は相当ビビったことだと思います。しかし、6年生の1年間を実りのある1年間にするには余計なことにわずらわされることのない学習環境を作らなければと考え、わたしも必死でした


次第に彼はわたしの授業ではおとなしくなっていったのですが、他の授業で騒いでいるということを聞き、その授業中にたまにのぞきに行き騒いでいる彼を確認し、後で呼び出して説教していくうちに、他の授業でもあまり騒がなくなりました。


すると、今度は塾から帰る時に塾の最寄り駅で騒いでいると一般の方から苦情が入り、授業後に先生が駅に見回りに行くことになりました。わたしが駅のホームを歩いていると、騒いでいるKくんと数人の男子生徒を発見しました。


Kくん以外の生徒ははわたしがいることに気づき、Kくんに「○○先生がこっちをみてるぞっ」と教えると、Kくんは「○○先生が、ここにいるわけないやろぅ、ぼけっ~!」といきがっていました。2~3秒後腕を組んで冷ややかにKくんを見ているわたしに気づくと、Kくんは「うわぁぁぁ~~~っ!」と雄たけびをあげ大きく後ずさりしたものです。


そんなこともありましたが、Kくんはわたしが目を光らせているのでいやいやながらもおとなしくなり、宿題もあまりさぼらなくなりました。そして、受験を迎え彼の志望校に合格し塾を卒業しました


しばらくすると、Kくんが1人で塾に遊びに来ました。わたし達先生は、新年度のテキストを各教室に運ぶ作業をしていました。その仕事をしながら彼と話をしていたのですが、彼は運ぶのを手伝わせてほしいと言い、しなくていいと言っているにも関わらず、一緒に作業を手伝ってくれたのです。それが、おそらく彼の感謝の気持ちなのかなと思いました。


Kくんが帰ると、他の先生が「Kくんは、本当は良い子だったんだな」と言っていました。人の苦労も知らないで無責任な発言だなぁと思いつつも、Kくんの伝えてくれた気持ちに心が温かくなったことを覚えています


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