論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

国語が得意な子供たち①

前回まで国語を苦手な子供たち①~③で、苦手になった原因を考えてきましたが、今回からその反対に国語が得意な子供たちの原因を考えたいと思います。得意な子供たちのパターンを「天性」によるものと学習によるものの二つに分けます。今日は「天性」で得意なパターンを考えたいと思います。


「天性」と言っても全くなにもしないという意味ではなく、国語の勉強をそれほどしていないのによくできているという意味です。だから、正確には天性ではありませんが、国語のセンスがとても良い状態です。


なぜこんな状態になるのでしょうか?

それは本を好きでよく読んでいるからです


な~んだ、当たり前のことじゃないか、と思われたことでしょうが もう少し考えましょう。


本を読むとどんなプラス作用があるのか?

①語彙が増える ②内容を考えて読む練習になる ③疑似体験を通じて精神的に成長したり一般的な知識が増えたりする ④読むスピードが速くなる

簡潔に書きましたが上記のプラス作用が考えられます。①~③は国語を苦手な子供たちの原因の反対の作用ですね。④はおまけみたいなものですが。しかし、こう考えると読書の力は恐るべしですね。


私も小学校3年~4年生の国語を苦手な子供たちのために、春休みや夏休みに読書感想文の課題を出したことがあります。読書習慣のきっかけ作りになればと思ったのですが、読んだ本が本人にとって面白かったかどうかがやはり一番大切です。時々、保護者からどんな著者の本がおすすめかを聞かれるのですが、入試によく用いられる著者の本よりも本人が興味があり、なおかつ読めそうな本をどうぞとすすめています。 


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