論理の国語

中学受験のことや、国語に関する様々なことを書いていこうと思います。中学受験を目指すご家庭や指導関係者の参考にになれば幸いです。

記述力養成④

今回は、前回の「行動・様子の理由」の発展形の「心情の変化」の記述問題です。
長い字数が要求される代表的な記述問題だと思います。


前の気持ちから後の気持ちへの変化を答えるのですが、変化するきっかけとなるできごとを見ぬくことが大切です。まとめると次のようになります。


心情の変化= 前心情の原因となるできごと ⇒前心情+きっかけとなるできごと➡
      (
後心情の原因となるできごと)⇒後心情



このように4つまたは5つのポイントを書かないといけないので100字程度の記述問題が簡単にできてしまいます。


例えば、次のような小学生が主人公の文章があったとしましょう。


「今日、ぼくは仲の良いAくん、Bくん,Cくんと4人で近くの山を登る約束をしていた。夏休みのさわやかな早朝だった。ぼくは、集合時間に早目に到着し、ワクワクしながら他の仲間を待っていた。すると、そこにAくん達に混じってガキ大将のDが現れた。DはBくんと仲が良いらしくBくんが連れてきたようだ。ぼくは、おどろいた。Dはこの辺では悪ガキで評判だからだ。それに、つい先日もぼくにけんかを売ってきたばかりなのだ。ぼくは、急に今日の山登りは大丈夫なんだろうか?何事もなければいいのだがと思うようになっていた。」


(問)主人公「ぼく」の心情の変化を説明せよ。


まず変化のきっかけのできごとから考えます。それは、「ガキ大将のDの登場」ですね。このできごとの前後の心情を簡単に類推します。前は「うれしい」、後は「不安」でしょう。
さらに、それぞれの心情の原因となるできごとがあるかを考えます。前のできごとは「仲の良い友達と山登りをすること」で、後のできごとは「Dの評判とけんかを売られたこと」ですね。


(答)ぼくは、仲の良い友達と山登りをすることを楽しみにしていたが、ガキ大将のDも参加することを知り、Dの悪ガキという評判やけんかを売られたことから、山登りをすることに不安をおぼえるようになっている。


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